トリュフォーからカラックスまで一挙上映!
『ヌーヴェルヴァーグの恋人たち』

2015.06.17

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7月4日(土)~7月31日(金)まで、Bunkamuraル・シネマで、特集上映企画『ヌーヴェルヴァーグの恋人たち』が開催される。

貴重なフィルム上映で甦る、恋人たちの物語

1950年代末にフランスで始まった、”新しい波”を意味する映画運動ヌーヴェルヴァーグ。パリに生きる恋人たちの感情を瑞々しく等身大に描き、当時の若者たちの絶大なる支持を得たこの現象は、その後も「ヌーヴェル・ヌーヴェルヴァーグ」と呼ばれる後継者も誕生するなど、フランスのみならず世界各地で反響を呼び起こしてきた。

そんな映画史に燦然と輝く作品のなかから、ちょうど7月7日の七夕をロマンチックに彩るかのようなとっておきの特集上映が、渋谷のBunkamuraル・シネマで開催される。

恋愛映画の名手トリュフォーの『突然炎のごとく』『大人は判ってくれない』をはじめ、ファッション・アイコンとしても名高いゴダールの『はなればなれに』やルイ・マルの『地下鉄のザジ』、そしてヌーヴェルヴァーグの後継者、カラックスが産んだ伝説の愛の傑作『ポンヌフの恋人』など、貴重なフィルムを多数含む21作品を一挙上映。

また会期中、上映作品の公開当時のポスターの展示企画も同時開催。1960年の日本公開の際に野口久光が描き、トリュフォーが絶賛した『大人は判ってくれない』のポスターなど、当時の空気を感じながら名作たちを再発見する絶好の機会となっている。

半世紀以上経った現在でも、映画のみならずファッションや音楽、カルチャー全般に多大な影響を与え続ける名作の数々が、スクリーンに甦る4週間。いまなお新鮮な魅力溢れる恋人たちの物語をロマンチックに堪能したい。

Text by WATANABE Reiko

Bunkamuraル・シネマ特集上映企画
『ヌーヴェルヴァーグの恋人たち』
日程|2015年7月4日(土)~7月31日(金)
会場|Bunkamura ル・シネマ
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F
Tel. 03-3477-9264
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/15_newwaver/
料金|1300円均一(リピーター、学生は1000円)
主催|Bunkamura
協賛|東京急行電鉄
協力|KADOKAWA、マーメイドフィルム、アーク・フィルムズ、メダリオンメディア、ザジフィルムズ

<上映作品>
◆フランソワ・トリュフォー監督作品
あこがれ
1957年/17分/モノクロ/35ミリ
大人は判ってくれない
1959年/99分/モノクロ/デジタルリマスター版
ピアニストを撃て
1960年/85分/モノクロ/35ミリ
突然炎のごとく
1961年/105分/モノクロ/デジタルリマスター版
アントワーヌとコレット<二十歳の恋>より
1962年/29分/モノクロ/35ミリ
柔らかい肌
1964年/116分/モノクロ/35ミリ
夜霧の恋人たち
1968年/90分/カラー/35ミリ
家庭
1970年/100分/カラー/35ミリ
恋のエチュード
1971年/132分/カラー/35ミリ
私のように美しい娘
1972年/98分/カラー/35ミリ
監督|フランソワ・トリュフォー
逃げ去る恋
1979年/94分/カラー/35ミリ
終電車
1980年/131分/カラー/デジタルリマスター版
隣の女
1981年/106分/カラー/35ミリ
日曜日が待ち遠しい!
1983年/111分/モノクロ/35ミリ

◆ルイ・マル監督作品
地下鉄のザジ
1960年/93分/カラー/35ミリ

◆ジャン=リュック・ゴダール監督作品
はなればなれに
1964年/96分/モノクロ/BD
男性・女性
1966年/105分/モノクロ/35ミリ

◆レオス・カラックス監督作品
ボーイ・ミーツ・ガール
1983年/104分/モノクロ/35ミリ
汚れた血
1986年/119分/カラー/35ミリ
ポンヌフの恋人
1991年/126分/カラー/35ミリ

◆ジャン=ジャック・ベネックス監督作品
ベティ・ブルー/愛と激情の日々
1986年/121分/カラー/BD

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