黒田清輝の名画を今っぽくアップデート!?
気鋭の作家 橋爪 彩
「Girls Start the Riot」展がスタート

2017.11.06

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橋爪彩《Princess at work》2017年 ©︎Sai HASHIZUME 橋爪彩《Princess at work》2017年 ©︎Sai HASHIZUME

神奈川県の箱根にあるポーラ美術館にて、新たに未来を切り拓く現代美術の作家を紹介するスペース「アトリウム ギャラリー」を新設された。このギャラリーのオープニング展として気鋭の作家、橋爪 彩(はしづめ さい)による個展「Girls Start the Riot」が開催される。期間は、2018年1月8日(月)まで。

黒田清輝《野辺》1907年(明治40年)ポーラ美術館 黒田清輝《野辺》1907年(明治40年)ポーラ美術館 橋爪 彩は1980年東京生まれ、ポーラミュージアムアネックスや国立新美術館での展覧会への出品や本の装画など、様々な分野で活躍している作家で、「After Image」という伝統的な絵画を翻案するシリーズを手がけている。現代美術は美術史の流れと切り離されたものではない、またアートとは疑問や批評眼を投げかけるものだとする橋爪は、今回、黒田清輝《野辺》を題材とした新作《Princess at work》が展示される。

黒田清輝《野辺》1907年(明治40年)ポーラ美術館 橋爪彩《Girls Start the Riot》2010年-2011年 ©︎Sai HASHIZUME

(Text:TOKYOWISE編集部)

<展覧会情報>
「Girls Start the Riot」展
会期:2017年10月1日(日)〜2018年1月8日(月)
会場:ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
http://www.polamuseum.or.jp/hiraku_project/01/

◆橋爪 彩(はしづめ・さい)
1980年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。文化庁新進芸術家海外留学制度研修派遣生やポーラ美術振興財団在外研修員として、フランスやドイツに滞在。帰国後は、国内外で精力的に活動。主な展覧会に、「ポーラミュージアムアネックス展2012”華やぐ色彩”」ポーラミュージアムアネックス(東京、2012年)、「DOMANI・明日展―未来を担う美術家たち〈文化庁芸術家在外研修の成果〉」国立新美術館(東京、2013年)、「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」国立国際美術館(大阪、2014年)、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.04」高松市美術館(2014年)、「Beautiful Stranger」ポーラミュージアムアネックス(東京、2014年)、「This isn’t Happiness」イムラアートギャラリー(京都、2017年)など。2014年秋には、個展「Beautiful Stranger」と同タイトルの初作品集刊行、またポーラRED B.Aのメインビジュアルとして《RED SESSION》を制作。 島田雅彦『美しい魂』(新潮社)、 金原ひとみ『ハイドラ』(新潮社)などの装画を担当。

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