「KENNEDY HOUSE銀座」から、
グループ・サウンズの再ブーム到来の予感!

2019.07.11

CLIPPING

突然ですが、皆さん最近ライブに行っていますか?TOKYOWISE読者世代ともなると、昔はよく足を運んでいたけど、ここんとこめっきり行かなくなったという方が多いのでは。

そんな方々にご紹介したいのが、銀座のコリドー街にあるライブハウス「KENNEDY HOUSE銀座」。こちら、グループ・サウンズの代名詞的な存在である、かの “ザ・ワイルドワンズ” の元リーダー加瀬邦彦氏が1983年に六本木店を創業。その後銀座を始め全国各地に店舗を広げ、今に至る36年間もの歴史を刻んできた老舗なのです。(現在は銀座店のみ営業)

一体感のあるライブは、毎ステージ大盛り上がりを見せる。

気になるライブ内容は、基本的にKENNEDY HOUSE銀座所属のハウスバンド・スーパーワンダーランドが、時事ネタにかけた曲や誰もが耳にしたことがある、懐かしのポップスを披露。月曜から土曜にかけ毎日3から5ステージ行なっている。そして時折、スペシャルゲストの公演や、ザ・ワイルドワンズ、そして若大将・加山雄三さんのライブも定期的に開催されている。

ここでちょっとした裏話があるのだが、あの加山雄三さん、先代オーナーと親交が深かった理由から、出演当初のギャラが “焼き鳥3本と生ビール一杯” という破格で出演。さらにすごいのが、今もそのギャラで出演を快諾し続けてくれてるというから驚きだ。ちなみに現在はお酒を飲まなくなったらしいので、焼き鳥だけということになる。さすがスターと言わざるを得ない、侠気あるエピソードだ。

ハウスバンドのスーパーワンダーランド

サラリーマン街である土地柄、基本的な客層は50〜60歳代の方が多いというが、最近では、親子孫の3代にわたり足を運んでくれるので、若い客相も増えてきているとか。演奏楽曲は洋楽・邦楽問わず、1960年代から80年代のポップスを中心にライブが構成されている。これは先代から引き継いできた「みんなが共感できる当時の曲を共有することによって、その時代に帰れる」というコンセプトを今も守り続けているからだと、現代表の加瀬友貴さんは言う。

何をかくそうこの現代表は、創業者の “ザ・ワイルドワンズ” の元リーダーである加瀬邦彦氏の息子さんなのだ。現在は、KENNEDY HOUSE銀座の経営のほか、父の後を引き継ぎザ・ワイルドワンズのメンバーとしても活躍中とのこと。

ちなみにこちら、業務用音響機器の最大手「HIBINO」が今まで培ってきた、ライブのノウハウを最大限に詰め込んだモデルライブハウスの役割も担っているので、その素晴らしい音響もぜひ楽しんでいただきたい。

大型のコンサートホールなどでも使用されるという高スペックなJBL製スピーカー

店内での音質を考えられたルームチューニング機構

(Text:Tatsuya Nakamura)


<施設情報>
KENNEDY HOUSE銀座
住所:東京都中央区銀座7-2 B1
TEL:03-3572-8391
営業時間:月~金 18:00〜23:00/ 土 18:30〜23:00
定休日:日曜・祝日
ライブスケジュールはこちらから https://www.kennedyhouse-ginza.com/

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