ロエベがミラノサローネ2016に向けた
プロジェクト 
『マルケトリー イン レザー』 を発表。

2016.04.17

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ロエベは今春「ミラノサローネ国際家具見本市」に出展。メゾンのレザーに関する優れたノウハウと、そのクラフツマンシップの幅をさらに広げる新しいテクニックへの普遍的な挑戦を披露する。今年は、さまざまな形やカラーのいくつものピースで構成されるユニークなデザインが特徴的なオーク材の家具を発表。

ロエベのクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが考案したこのスペシャルプロジェクトは、具体的にはさまざまな素材のインレイ(象嵌)を使って家具を装飾する伝統工芸「マルケトリー」(象嵌)に斬新な表現方法を与えたもので、立体構造物の木材表面に切り抜いたレザーを精巧にはめ込み、アーカイブのプリントや模様をアレンジしたモチーフを表現している。

レザーで再現されたモチーフのほとんどがロエベのアーカイブのシルクプリントからのものだが、一方、多用される鯉のモチーフは、アンダーソンが香港で出逢った何百年も前に日本で制作された木製屏風のデザインをアレンジしたもので、これまでのロエベのコレクションにおいてもセットとして使用された。

過去と現在のクラフトマンシップの基準を見直すことで、未来に向けた新しいクリエイティブのスタンダードを設定しようとするこのロエベの最新プロジェクトは、創業時から170年に渡りメゾンを突き動かしてきた果敢に挑戦し続ける精神を反映している。

(Text: Ayako Takahashi-TPDL)

LOEWE
http://www.loewe.com/

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