巨匠フレデリック・ワイズマン最新作
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』

2015.01.16

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イギリスを代表するナショナル・ギャラリー。この美術館でもカメラが立ち入ったことのない領域に、84歳にして踏み込んだフレデリック・ワイズマン監督によるドキュメンタリー『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』。1月17日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショーされる。

ベネチア国際映画祭の栄誉金獅子賞を受賞

『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』や『パリ・オペラ座のすべて』などで知られるフレデリック・ワイズマン監督。ドキュメンタリーの巨匠として知られる彼が30年間にわたって「いつか撮影したい」と切望していたのが、イギリスの国立美術館ナショナル・ギャラリーを舞台にした映画の撮影だった。

ついにその願いが叶い、ワイズマン監督は3カ月間にわたり、ナショナル・ギャラリーに密着。通常は入ることのできない現場や修復作業の様子、ミケランジェロやピカソ、ターナー、レオナルド・ダ・ヴィンチといった世界の至宝ともいうべき作品と向き合うスタッフ、そして毎日のようににおこなわれるワークショップやガイドツアーなどがカメラに収められている。

この作品は昨年8月に開かれた第71回ベネチア国際映画祭に出品。ワイズマンの長年にわたる功績とともに栄誉金獅子賞に輝いた。

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「世界最高峰」「英国の至宝」の裏側にカメラが肉薄

ロンドンの中心、トラファルガー広場に位置するナショナル・ギャラリー。所蔵作品は2300点あまりと決して多くはないが、年間500万人以上の人が訪れる世界トップレベルの美術館だ。

建物や設備もパリのルーヴルやニューヨークのメトロポリタンに比べれば小さな美術館だが、それにもかかわらず、ナショナル・ギャラリーは高い人気を誇り、「世界最高峰」「英国の至宝」など栄えある枕詞が惜しみなく散りばめられる。カメラはその舞台裏に入り、その理由に肉薄。190年間にわたり多くの人びとに愛されてきた理由が解き明かされる。

ロンドン・オリンピックの記念におこなわれたという、英国ロイヤル・バレエ団とアートとの華麗なるコラボレーションや、私たちの本能を刺激するような絵画の数かず。人間のあくなき好奇心に応えつづけてきたワイズマン監督の集大成ともいえる作品で、ナショナル・ギャラリーへと旅立とう。

Text by YANAKA Tomomi

『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』
1月17日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・編集・録音│フレデリック・ワイズマン
出演│ナショナル・ギャラリーのスタッフほか、エドワード・ワトソン&リアン・ベンジャミン(英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)
配給│セテラ・インターナショナル
2014年/フランス=アメリカ/181分

http://www.cetera.co.jp/treasure/

OPENERSより
MOVIE│巨匠フレデリック・ワイズマンが“世界最高峰の美術館”の秘密を解き明かす
http://openers.jp/article/869562

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