北欧現代ダンスのトップを駆ける、
テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日

2015.06.18

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北欧現代ダンスのトップを駆ける、テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日

フィンランドを代表する振付師/ダンサーのテロ・サーリネンと彼が率いる「テロ・サーリネン・カンパニー」による日本初上演作品『MORPHED―モーフト―』公演が、6月20日(土)・21日(日)に彩の国さいたま芸術劇場にて開催される。

類を見ないあたらしい表現で人びとを引き込む

ヨーロッパにおいて独特な発展をしてきた北欧諸国のダンス/バレエ。なかでも多彩で厚いダンス層を誇るフィンランドにおいて中心的な存在感を示しているのが、テロ・サーリネンとそのカンパニーだ。

今回、テロ・サーリネン・カンパニーの初来日にあたり上演されるのは、おなじく現代フィンランドを代表するアーティスト、作曲家・指揮者であるエサ=ベッカ・サロネンの3つの楽曲に振り付けたカンパニーの最新作『モーフト』。

「絶えまなく移りゆくもの」を意味する「モーフト」。途切れることなく流れる3つの楽曲と密接に絡み合い、力強くも繊細に展開するダンスは、刻々と形を変える人びとや自然の営みの移ろいを想起させる。

特有のバランス/オフ・バランスで語る身体言語で知られるテロ氏の振付は、日本で学んだ伝統舞踊や武術からクラシック・バレエ、西洋のコンテンポラリー・ダンスに至る幅広い影響がみられる。その作品は国際的な評価を得ており、類のない振付、優れたダンサー、印象的な視覚効果、そしてしばしば採用されるライヴ音楽との融合により、「トータル・アートワーク」として高く評価されている。

『モーフト』での見どころのひとつは、8人の男性ダンサーが繰り広げるテロ・サーリネンならではの力強く変化に富んだ動きと、それを取り囲むように垂れ下がる無数のロープが、ダンスの起伏とともに揺れ動くことで生まれる独特な表現方法。あるときは激しさを、またあるときは静けさを湛え交じり合い、出会い、争い、憎しみ、欲望、そして愛といったさまざまなエモーションが交差し響き合う様子を印象的に描いている。

作曲家のエサ=ペッカ・サロネンも賞賛するダンスと音楽の対話は、ダンスファンだけでなく、クラシック音楽、現代音楽ファンにも必見の舞台となるだろう。

Text by BUN Risa (OPENERS)

テロ・サーリネン『MORPHED―モーフト』
日程|6月20日(土)・21日(日)
時間|会場14:30 開演15:00
会場|彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
Tel. 048-858-5500
振付|テロ・サーリネン
音楽|エサ=ペッカ・サロネン
出演|テロ・サーリネン・カンパニー
チケット料金|一般:S席5000円、A席3500円
U-25:S席3500円、A席2000円(公演時25歳以下対象、要身分証明書)
※全席指定
チケット発売中

お問合せ:チケットセンター
Tel. 0570-064-939
http://www.saf.or.jp/

OPENERSより
北欧現代ダンスのトップを駆ける、テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日|Tero Saarinen Company
http://openers.jp/article/1226250

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