モノクロの中に物語を詰め込む写真家
富谷昌子の展覧会開催@恵比寿POST

2017.08.09

CLIPPING
©Masako Tomiya

青森県出身で写真家として精力的に活動しつつ、自ら立ち上げた写真レーベルHAKKODAを運営している富谷昌子。
前作の「津軽」を刊行した直後、家族が同時期に妊娠したという知らせをうけたことを機に、2014年から新シリーズの撮影に取り組んでいる。「わたし」や家族、命の繋がり、年月の経過を振り返り問うような本作は「帰途」と題され、フランスの出版社Chose Communeより写真集が出版された。

この写真集の刊行に合わせ、恵比寿のギャラリーPOSTにて本書に収録された作品群から約15点のプリントで構成した展覧会を開催している。

わたしとは何か、この世界とは何か、とか、そんなことを考えながら生きてきた。
永いあいだ答えが出ないまま彷徨って、気づいたらまたこうして歳を重ねていた。
月日は流れ続けていたのか、それとも記憶のような夢だったのか。
これは、時間も意味もわたしも超えて、「わたし」を見つめた物語である。
-富谷昌子

(Text:TOKYOWISE編集部)


<展覧会・イベント概要>
富谷昌子:帰途
会期:2017年7月25日(火)─ 8月13日(日)
会場:POST [東京都渋谷区恵比寿南2-10-3]
Tel:03-3713-8670
時間:12:00–20:00 定休日:月曜(祝日の場合は通常営業)
URL:http://post-books.info/news/2017/7/22/exhibition-kito

<クロージングイベント>
スライドと音楽「帰途」※要予約
日時:8月13日(日) 18:30 –(開場18:00)
ゲスト:AOKI, hayatoとharuka nakamura. 太田美帆(CANTUS)
参加費:2,000円

トークイベント・クロージングイベントご参加をご希望の方は、お名前、お電話番号、参加人数を明記して、post@post-books.jp までご応募ください。

<写真集概要>

帰途

出版元:Chose Commune
製本:ハードカバー
頁数、掲載作品:80ページ、38図版
出版年:2017年
初版:1,000部
価格:6,500円+税


富谷昌子 略歴
1981年 青森県生まれ
2003年 大阪藝術大学写真学科 卒業
2005年 東京綜合写真専門学校研究科 卒業  
現在 東京都 在住
2013年 写真集 「津軽」HAKKODA 出版


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