その一枚の絵から、何が聞こえてくるのか
伊藤陽一郎a.k.a AKAKAGEの初個展開催

2019.11.15

CLIPPING
© YOICHIRO

音楽家として、またDJとして多くの人の耳を虜にしてきた伊藤陽一郎氏。画家・陽一郎として2019年12月2日(月)〜12月8日(日)の7日間、東京・原宿のkit galleryにて初個展『NEW FACE』を開催する。

学生時代からその才能を認められ、楽曲提供を行うだけでなく、AKAKAGEネームでのDJではクラブのフロアを揺らし、アルバム、CM、ジングルなど、実は氏の音を耳にしない日はないのではと思うほど“音”の世界の住人だった。その伊藤氏が、絵画の世界に突如登場するのだ。突如と書いたが実は、伊藤氏は多摩美術大学の出身。その経歴を考えると意外ではないのかもしれない。
音世界の伊藤陽一郎は、絵画世界では画家・陽一郎としての登場する。

その顔は何を語り、何を歌うのか?

画家・陽一郎の初個展で並ぶのは“顔”だ。特定されない顔からは、現代社会に生きる我々誰もが持つ、感情の揺れや経験、想いがほとばしり出るようだ。 『NEW FACE』と題された初個展は、そのタイトル通り“顔”に焦点が当たっているだけでなく、画家としての新しい境地を拓こうとする伊藤氏自身の登場を高らかに宣言しているようにも思う。 氏の紡ぐ日常の中に存在する音世界から離れ、無垢の状態からスタートする絵画世界からも、何かしらの新しいヴィジュアライズされた“音”が聞こえてくるかもしれない。

(Text:Y.Nag)

<展覧会概要>
NEW FACE
期間:2019年12月3日(火)~12月8日(日)
時間:12:00~21:00
会場:Kit gallery
[東京都渋谷区神宮前2-31-3 宝栄ビル2F-A]
料金:入場無料
公式ウェブサイト:https://yoichiro.info
伊藤陽一郎公式Facebook:https://www.facebook.com/yoichiro.ito
伊藤陽一郎公式twitter:@akakage_tokyo
伊藤陽一郎公式instagram:akakage_art

オープニングレセプション
日程:12月2日(月) 時間:17:00 OPEN/18:00〜21:00
場所:Kit gallery
http://kit-gallery.com/

伊藤陽一郎 略歴
1970 岐阜県生まれ。
小学生時代、YMOに魅力され、スネークマンショーの影響を受ける。
高校生時代はラグビー部。その傍ら、ファッションにのめり込み、私財はすべて洋服につぎ込む。 当時の好きなデザイナーはクリストファー・ネメス。

1988 多摩美術大学入学とともに上京。
在学時に同級生とNATURAL ESSENCEを結成。楽曲制作とDJ、レコードディギンの日々。

1993 スネークマンショーの桑原茂一氏と出会い「YMOのカバ」に参加。楽曲を提供し初のCD化音源となる。以降「BLUE FILM」等への楽曲提供や、様々なコンピレーションアルバムにも多数参加。

1996 FILE RECORDSよりミニアルバム「Unnatural」でデビュー。
同年 Remix Single「remixoverdose」を発売。ジャケットと収録曲「Injury」のMVをサイモン・テイラーが手掛け話題となる。

1997 Sirkusレーベルより12inch「injury / overthrow」をリリース。UKデビューを果たす。

1998 当初は変名ユニットとして、AKAKAGEをスタート。
クラウンより「Would you like akakage?」でデビューし話題となり、ジャケットに使用した本人直筆のイラストも話題に。収録曲はTV BGMとしても多数使用され、The Style Councilのカバー「Lodgers」はラジオ等でもヒット。現在までに通算10枚のアルバム(ベスト盤含む)とシングルやアナログを多数リリース、他アーティストのRemix等の依頼も絶えない。

2001 この年から本人名義でのDJ MIX CDも多数発売しヒット。 e.g.: Style#10 (2001), Style#14 (2003), Osteria Del Rosso ~ Macedonia (2004) etc…

2018 画家活動スタート。

2019 初個展「NEW FACE」開催

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