Editor’s Eye

2020.11.02

Editor’s Eye

食の宝庫・九州食材の可能性を追求する、
人気シェフのイベント開催

新たな“九州の味”を見つけ出そう。そんななんとも美味しいプロジェクトがスタートするというので、早々に取材に行ってみた。なんと「博多明太ラボ」というストレートなネーミング。発起人は西中洲で予約の取れないレストラン『La Maison de la Nature Goh』のシェフ・福山剛氏と2019年「世界のベストレストラン50」 では11位「アジアのベストレストラン50」では3位にランクインした東京・神宮前の日本料理店『傳』の長谷川在佑氏。ただでも予約が取れないレストランと呼ばれる二店舗の人気シェフは、九州食材をどう料理するのか?期待は膨らむばかりだ。

トップシェフ直伝の“誰でもできる”新作料理とは



福山剛氏と長谷川在佑氏の二人が提案するのはあくまで「家庭で簡単にできるスペシャリテ」。用意される食材も通常の食料品店で手に入れられることができ、特別な調理器具も不要という。そして福岡を代表的する食材・明太子を上手に使うなど、さすがの発想が実に楽しい。そのほか、国産の素材を使うだしやもつ鍋をベースにした料理など、極めた料理人ならではのあっと驚くアレンジも登場する。 福山氏は「福岡の味・明太子をもっと使いやすい食材として紹介したいと思います。例えば調味料のように使えるなど、ご飯と合わせるだけじゃない味わい方を伝えたいですね」と話してくれました。

簡単すぎてごめんなさいレベルだが、美味度はマックス
福山剛氏が考案する「明太カルボナーラリゾット」

フレンチをベースにしたボーダレスな料理を提案する福山氏が作った1品目は、和と洋が融合した料理「明太カルボナーラリゾット」。福山氏曰く、「まずはご家庭でも簡単にできるレシピを考えました。また、そのまま食べても明太子は絶品なんですが、このリゾットではあえて調味料的な役割をさせています。濃厚な卵黄とチーズの味わいに明太子の食感や風味が加わり、それぞれの特徴が楽しめます」とのこと。
明太子の刺激とチーズ&卵黄の濃厚な味がベストマッチな一品です。

材料(2人分)
明太子(うちのめんたい 切子/やまや):120g
ダシ(うまだし/やまや):300cc
炊いたご飯:300g
牛乳:50cc
パルメザンチーズ粉:20g
卵黄:2個
黒コショウ:適量

1.明太子を薄皮から外し、軽くほぐしておく。

2.鍋にだしと牛乳を入れ沸騰させる。その中にご飯を加え2~3分コトコト煮る。薄皮を取り除いた明太子を加え良く混ぜ合わせたら火を止める。

3.仕上げにパルメザンチーズを加え良く混ぜあわせ味を整える。

4.器に盛り、上から生の卵黄も盛り付け、黒コショウを振りかけて完成。

今回、福岡某所で立ち上げられた「博多明太ラボ」の仕掛け人、『傳』の長谷川在佑氏と『La Maison de la Nature Goh』の福山剛氏。

↓↓シェフが使用した明太子はこちらで↓↓
(Text:TOKYOWISE編集部) ※本記事は、“大人の好奇心を旅するwebマガジン muto”の記事を基に調整し掲載しております。

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