Editor’s Eye

2016.08.24

Editor’s Eye

香りにこだわった究極のコーヒーを出すと噂のスターバックスに行ってきた! サイフォン

攪拌でコーヒーの味は決まる

サイフォンでおいしくコーヒーをいれるもうひとつの重要ポイントが、木ベラでコーヒーを攪拌する工程。やみくもにかきまわせばいいのではなく、コーヒーの種類によって攪拌の仕方は異なる。
「さっぱりとした風味のコーヒーは攪拌を多めに、逆にしっかりとした風味のコーヒーは攪拌を少なめにします。コーヒーの粉から滲み出てきた成分をしっかりお湯に溶け込ませるように混ぜます」
おいしいコーヒーが飲めるだけでなく、コーヒーについての深い知識を解説してくれるのも「エクスペリエンス バー」ならでは。

演出効果抜群のサイフォン

香りにこだわった究極のコーヒーを出すと噂のスターバックスに行ってきた! サイフォンコーヒー 攪拌を終えたら、コーヒーが抽出されるのをじっと待つことに。サイフォンといえば布製のネルフィルターが定番だが、スターバックスでは紙のフィルターを使用。雑味のないよりクリアな味わいのコーヒーが楽しめる。コーヒーを選んでから抽出されるまで、どのくらいの時間だったのか。赤く光る炎、コポコポと沸き上がるお湯、それが上にのぼっていき、やがてコーヒー液となって下がってくる。一連の流れに時を忘れて、ただ見とれてしまった。

サイフォンでいれたコーヒーのお味は?

香りにこだわった究極のコーヒーを出すと噂のスターバックスに行ってきた! サイフォンコーヒー いただきます、とカップを持ち上げると、香ばしくてほのかに甘いコーヒーの香りがふわっと漂う。すぐさま口をつけるのを惜しむかのように、しばし心地よいコーヒーの香りを楽しんでしまった。
実際に飲んでみると、非常に飲みやすく、焼きリンゴのような風味を感じた。サイフォンでいれるとクリアな飲み口になるため、夏でもホットコーヒーを飲む人にぜひおすすめしたい。せっかくなので、堀坂さんに『エクアドル ラ ペルラ チキータ』に合うフードペアリングを紹介していただいた。
「夏季限定のマンゴーのタルトレットはどうでしょう。コーヒーがもつ、ほどよい酸味のあるアップルや甘いはちみつの風味とマンゴーは合うと思います」
タルト生地の軽い食感と、コーヒーの口当たりの軽さも実にマッチ。「スターバックス イブニングス」店舗限定のタルトレットと『スターバックス リザーブ®』の組み合わせができるのも、アークヒルズ店ならでは。カウンター席ですっかりコーヒー談義に花を咲かせてしまったが、サイフォンでいれたコーヒーは、少し冷めても風味が豊かなのであった。

(Text:Ayako Takahashi-TPDL)
(Photo:Yuuko Konagai)

スターバックス コーヒー アークヒルズ店
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 1F
https://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=6

TOKYOWISE SOCIAL TOKYOWISE SOCIAL