Editor’s Eye
2017.03.30
- Editor’s Eye
お稽古中は、自分の心と向き合う
お茶をたてる河野美紀子先生
「Tea Ceremony Salon produced by Mikiko Kono」では、『「いま」「ここ」にある「自分」と向き合う』をコンセプトに茶道の講座をおこなっている。
そのために、まずは瞑想の時間からはじまり、静まった部屋で目を閉じて深呼吸をしていると、さっきまでの忙しい時間が頭からだんだんと消え去っていく。続いて所作や茶道の知識を教えてもらったら、お点前をいただく。気軽に入ることができるが、プログラムは本格的だ。教室は都内のマンションの一室とは思えない、和モダンな空間がひろがっている。
美味しいお菓子をいただきながら、河野先生にお茶をたてていただくのだが、先生の美しい所作とお茶をいれる音によって、だんだんと心が落ち着いていく。お茶の飲み方や作法でわからないことがあっても、逐一教えていただけるので、心配しなくてよい。
最後に、自分でもお茶をたてる。自然と自分が無心になり、今の自分の心と向き合っていることに気づく。
美味しいお茶をいただきながら、今の自分と向き合う
茶道で、自分を癒そう
終わってみると、仕事を忘れてお茶の世界に入っていたせいか、こんがらがっていた頭がすっきりとして、なんだか猫背だった背筋も伸びた気がする。
仕事をしていると1日がめまぐるしい。毎日追われるように新しい情報がでてきて、それを自分にとりこむのに必死だ。いつのまにか、「なんかむしゃくしゃする」になる。ふっと何も考えない時間で、自分と向き合いたい。そんなときに、”茶道”はぴったりかもしれない。
「Tea Ceremony Salon produced by Mikiko Kono」は完全予約制になっており、個人でもグループ（最大6人まで）でも受講可能だ。
チケット制を用いており、毎週決められた時間ではなく、自分の希望の時間にあわせて受講することができる。ラストは21:00スタートまで可能とのこと。
予約はインターネットか電話で問い合わせができる。
また、4月14日までの期間限定で、クラウドファウンディングReadyforを通じて、マインドフルネス×茶道を広める挑戦もされている。河野先生の茶道への思いがたっぷり詰まったプロジェクトだ。
https://readyfor.jp/projects/11515
河野美紀子先生
1997年に表千家教授の下、宝塚市にて茶道の稽古を始める。
東京に転居した後、表千家教授である大野宗心に師事し茶道の稽古を継続。宗信亡後は、外務省表千家茶道部にて、稽古を続けながら後進の指導に当たる。
禅と茶道の関係についての理解を深めるため、2016年５月、禅宗の修行道場である安泰寺（兵庫県）に上山。茶道をわかりやすく伝えることの必要性を実感し、茶人への転身を決意。7月には安泰寺初の茶事を取り仕切ることとなる。
関西学院大学社会学部卒業。
「Tea Ceremony Salon produced by Mikiko Kono」
住所：東京都渋谷区広尾5-18-10 広尾ピア柴田501
電話：090-1765-1234
メールアドレス：info@teaceremony-salon.com
WEBサイト：
http://teaceremony-salon.com/
Facebook：
https://www.facebook.com/tokyo.tea.ceremony.salon/
