Editor’s Eye

2017.11.29

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奇才ホドロフスキー監督の傑作「エンドレス・ポエトリー」 息子が語る完成秘話【Editor’s Eyes vol.65】

奇才ホドロフスキー監督の傑作「エンドレス・ポエトリー」
息子が語る完成秘話

代表作『エル・トポ』(1970年)と次作の『ホーリー・マウンテン』(1973年)の配給権をジョン・レノンが買い取ったという逸話を持つ、カルト映画界の巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー(88歳)。現実とファンタジーを融合させる表現方法“マジック・リアリズム”手法で描かれた独特の作風で、アンディ・ウォーホル、ミック・ジャガーなどのビッグアーティストからも熱く支持されている。日本でもカルト映画好きを筆頭に熱狂的なファンがついており、2014年には23年ぶりの新作『リアリティのダンス』とドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』が2作連続公開。来日した監督がユニークなプロモーション活動を行い大きな話題を呼んだ。

そんなホドロフスキー監督の新作『エンドレス・ポエトリー』が、第69回カンヌ国際映画祭監督週間でワールドプレミア、日本でも第30回東京国際映画際の特別招待作品として上映され、主演で音楽も手がけた息子のアダン・ホドロフスキーが来日。映画を象徴する“ドクロ集団”と共にレッドカーペッドを行進して観客に強烈な印象を与えた。前作の自伝的作品『リアリティのダンス』の続編である本作で、青年期のアレハンドロを演じたアダン氏。実の父親が監督・演出する作品に本人役として出演するとはどのような心境なのか。その葛藤や努力、そこから脱したときに発見した自分自身のこと。まさに監督が追い求める“マジック・リアリズム”を探求し、自身のリアルな姿を通じて私たちに“生きること”とは何か、再考するきっかけを与えてくれたアダン氏に、渋谷アップリンクで話を聞くことができた。



『エンドレス・ポエトリー』STORY (オフィシャルHPから抜粋)
君が、詩が、僕の行く道を照らしてくれる──燃えさかる蝶のように。
物語は、ホドロフスキー一家が故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住するところから始まる。青年アレハンドロは、自分への自信のなさと抑圧的な両親との葛藤に悩み、この環境から脱し何とか自分の道を表現したいともがいていた。
ある日、アレハンドロは従兄リカルドに連れられて、芸術家姉妹の家を訪れる。そこでは、古い規則や制約に縛られない、ダンサーや彫刻家、画家、詩人など若きアーティストたちが共に暮らしていた。彼らと接していく中でアレハンドロは、それまで自分が囚われていた檻から、ついに解放される。エンリケ・リンやニカノール・パラといった、後に世界的な詩人となる人物たちとの出会いや、初めて恋に落ちたステジャ・ディアスとの邂逅によって、アレハンドロの詩的運命は、新たな世界へと紐解かれていく。


(C) 2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE
photo:(C)Pascale Montandon-Jodorowsky

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