Editor’s Eye

2018.01.01

Editor’s Eye

4.辨財天@厳島神社
(新宿区余丁町8-5)

辨財天@厳島神社

大久保山永福寺の斜向いには、4宇目の目的地、厳島神社が。ここは七神の紅一点、豊穣や学芸、智恵の女神と言われる辨財天を崇める小さな神社。ちなみに社務所はなく神職さんも常駐しないため、ご尊像の受け渡しが可能なのは1月1日から7日まで。それ以外の期間は、徒歩3分ほどの場所にある西向天神社にて。
ご利益/五穀豊穣、学徳成就、諸芸上達、恋愛成就、等

5.寿老人@春時山法善寺
(新宿区新宿6-20-16)

寿老人@春時山法善寺

次に参るは寿老人。南極星の化身である福禄寿と似た者同士で、老人星の化身と言われる中国出身の神様だ。また不老不死の霊薬を持っていることから、こちらも長寿の神とされている。そんな寿老人を祀っているのは、厳島神社の目と鼻の先、春時山法善寺。面するまねき通りは、新宿区とは思えない風情たっぷりの商店街に。
ご利益/延命長寿、幸福長寿、家庭円満、福徳智慧、等

6.大黒天@大乗山経王寺
(新宿区原町1-14)

大黒天@大乗山経王寺

3箇所の神様を徒歩でめぐった後は、また少しだけ都バスで移動。牛込町駅前で降りれば、次の目的地に到着。謙虚さと優しさの神、大黒天が祀られる大乗山経王寺だ。ここに御座すは、1598年に安置されたというとても歴史深い大黒様。霊験あらたかで大願成就のご利益があると、地元の方からも深く愛されている。
ご利益/商売繁盛、出生開運、五穀豊穣、子孫愛育、等

7.毘沙門天@鎮護山善国寺
(新宿区神楽坂5-36)

毘沙門天@鎮護山善国寺

ラストは牛込柳町駅より都営大江戸線に乗り込み、お隣の牛込神楽坂駅まで。仏教四天王の一仏にも数えられる、毘沙門天を祀る鎮護山善国寺へ。毎年1月・5月・9月の寅の日だけにご開帳される同山の毘沙門天像は江戸三毘沙門と呼ばれ、新宿区の指定有形文化財にも認定。本堂の前に鎮座する狛“虎”にもご注目あれ。
ご利益/武道成就、降魔厄除、家内安全、夫婦和合、等

新宿2丁目の霞関山太宗寺から始まり、電車とバスを乗り継ぎめぐった7宇の神社仏閣。すべてのミニご尊像を集めるのに要した時間は、およそ1時間半。オール徒歩でも2時間強で回れるとのことなので、午前中にサクっと七福神めぐり、なんてこともできるかもしれない。もちろん実際にめぐる際は、すべての神社仏閣において、まずはきっちり参拝をしてからご尊像を分けていただくことを忘れずに。そうしてGETしたミニ七福神像たちがこちら(木船も各神社仏閣で購入可能)。

新宿山ノ手七福神めぐり

デスク周りに置いておけば、偉大なる七神のご利益を賜えるかも? とにかく、こんなにもキュートかつありがたい七福神像と、普段の生活ではなかなか出会えない清らかな体験がサクッと味わえる『新宿山ノ手七福神めぐり』。まさしくこれは、おひとりさま東京に打ってつけ! なおご尊像の受け渡しは、すべて共通して9時〜17時までなのでご注意を。

(Text:山本サトシ)

TOKYOWISE SOCIAL TOKYOWISE SOCIAL