Cafe Culture

2017.04.28

Cafe Culture
スターバックス リザーブ® ナイトロ コールドブリュー コーヒー

Vol.14
コーヒー×窒素が生む新感覚コーヒー
<スターバックス リザーブ® ナイトロ コールドブリュー コーヒー>

地下鉄銀座駅を降りて地上に出ると、あまりの人の多さに驚いた。その人々の向かう先はとあるビル、そう、みんながみんなGINZA SIXへと向かっているのだ。この真新しい銀座エリア最大の商業施設には数百の店舗が入り、それもトップクラスのブランドやショップが軒を並べているのだ。
個人的に最も注目していたのが、6Fに入っている蔦屋書店。アート関係の書籍や雑誌を中心にしたセレクションというだけあって、探していた貴重なアート本に出会える。
その奥にあるのが、スターバックス新展開と言える“スターバックス リザーブ® バー”だ。コーヒーとアートブック。その組み合わせ自体、ちょっとズルいくらい似合っている。何しろ“バー”と名付けるくらいだから、これまでと違いコーヒーをあらゆる飲み方で楽しむことができる。バリスタ全員がスターバックスの中でも厳しい試験に受からなければならない精鋭たちの証、ブラックエプロン着用者。これだけでも期待値は高まるでしょ。

で、“バー”カウンターの中にいるブラックエプロン君たちが提供してくれるコーヒーも、マシンによるエスプレッソはもちろん、サイフォン、コーヒープレス、プアオーバー(前回のカフェカルチャー参照w)、クローバーとあらゆる飲み方を希望でき、なおかつ豆も世界から厳選調達されたスターバックス リザーブ®だけに選ばれているものという特別感満載なスターバックスというわけだ。

そしてそして。ひときわ異彩を放つのがカウンター奥の直接突き出した生ビールサーバーのようなモノ。ついにスターバックスも生ビールを始めるのか?と思わせる、その正体は?

窒素がコーヒーの味わいを変える!?

その一見、生ビールサーバーのように見えるものこそ、スターバックス リザーブ® バー 最新鋭のマシンによる抽出法<スターバックス リザーブ® ナイトロ コールドブリュー コーヒー>。
ナイトロ=Nitro。つまり窒素を注入して供される、コールドブリュー=水出しのコーヒーというわけだ。
さて実際にいれてもらおう。生ビールサーバーのようなタップを軽く倒すと、そこからクリーミーなコーヒーがゆっくりと流れ出す。
まず泡の層が生まれ、その後窒素が注入混された薄茶色のコーヒーが注がれていく。水出しコーヒーだが氷を入れないのでたっぷり。もう見た目は黒ビール!

で、試飲。オォーー滑らかだ。しかもほのかに甘みすら感じられる。トップの泡の部分はこれまで味わったどのコーヒーとも違う。シルキーというかベルベットみたいというか。徐々にカスケードが治まってきて、見た目が通常のアイスコーヒー状態に近づいても、明らかに味わいが違うのがわかる。
そもそも水出しコーヒーを抽出するのに14時間。さらにそこに窒素を注入させつつ注ぐという手間のかかりよう。 これで美味しくなかったらがっかりだが、予想をはるかに超える美味体験ができる。ちなみに、窒素を加えないシンプルな水出しコーヒー=コールドブリュー コーヒーも飲み比べてみたところ、こちらはこちらで十分に美味しいが、ナイトロ君のシルキータッチの虜になってしまった我が舌は、早くナイトロ君に戻れと即すのであった。

(Text:Y.Nag)
(Photo:Yuuo Konagai)

スターバックス リザーブ® ナイトロ コールドブリュー コーヒー
Tall ¥800~
(豆の種類により価格が異なります)

スターバックス リザーブ®
http://www.starbucks.co.jp/coffee/reserve/

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