BEHIND THE MUJI

2017.09.06

BEHIND THE MUJI

<気になるその③>
商品ラベルはどうなってる?

野菜に合う調味料やドライフルーツなどのグロサリーも置かれ、一見しただけでは無印良品とわからない、まるでオーガニックスーパーのような雰囲気の店内。それもそのはず。ここで売られている商品には、あの“エンジ色”の商品ラベルが貼られていない。その理由は「Found MUJI(見出されたMUJI)」と同じ考え方にあるという。



世界中から無印良品のコンセプトに共鳴する日用品を探し出し、今の生活水準に合わせて改良を行い、適正価格で再生する「Found MUJI」。無印良品が集めた、無印良品らしい青果とグロサリーには、安さを追求して、顧客に喜んでもらうような安売り合戦は存在しない。無印良品のラベルこそ貼られてないものの、安心・安全といった無印良品らしさがしっかり宿っているのだ。

<気になるその④>
Café&Meal MUJIで扱うための布石か?



売り場奥には、2階にある Café&Meal MUJIの焼きたてパンやコーヒー、そして今回新たに販売する野菜を使ったスープを持ち帰りできる専用のカウンターを設置。これまでテイクアウトを積極的に行っていなかった無印良品だが、1階という立地を活かしての試みだという。



となると、今後はCafé&Meal MUJIでも青果売場で扱っている野菜や果物を積極的に使っていくことになるだろう。もともとこだわりの食材を使ったメニューを展開しているCafé&Meal MUJIだか、売り場と連携することで、季節に合った食べ方や楽しみ方が広がるのは嬉しい限り。2階へ向かう階段の踊り場には、食にまつわる本が置かれ、これまた夢が広がる。

<まとめ>
衣食住、完成制覇が達成される?



衣食住という生活の基本を提供している無印良品。その中でも「食」は最も基本的な営みであり、なくてはならないものだ。無印良品の「食」といえば、レトルトや調味料、菓子が中心で「衣」や「住」と比べると、やや欠落した感は否めなかったが、これにてやっと完成したといえるだろう。

今回はとうもろこし推しだったが、メインの野菜は週替わりで展開。ちなみにこの日買ったとうもろこしを茹でて食してみたら、甘さが増してこれまた感動。青果売場にあったパンフレットのコピー「しあわせを引っこ抜く。」は、あながち嘘ではないようだ。

(Text:Ayako Takahashi-TPDL
(Photo:Yuuko Konagai)

無印良品 有楽町
営業時間:10:00~21:00 
住所:東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 1~3F
TEL:03-5208-8241 
https://www.muji.com/jp/shop/045480

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