モンステラ・マニアによる 熱帯温室マニア

2019.09.03

熱帯温室マニア

岩山!滝!小川!そしてジャングル。
ひとつのドームにすべてが詰まっている!



洞窟を出て振り返ると、通って来た洞窟の上が巨大な岩山になっており、その上部から大きな滝が流れ落ちている。背の高いヘゴの木も茂っていて、なかなかのジャングル感。滝の横の岩壁には見事なモンステラが滝上まで茂っている見事なレイアウト。ドームの高さは、前回の夢の島熱帯植物園より高い30m!岩山も巨大で壮観だ。



足元には小川が流れており、水量も多い。横たわった倒木に滝のしぶきがかかるので、いい感じのコケが生えている。時間が来ると小川の水面に霧を発生させる装置も付いていて、霧が出ると差し込む太陽の光で虹ができるというにくい演出も。まだ温室に入ったばかりだが、ここだけでしばらくくつろげそう。



程なく滝の水が止まる。看板通り時間が来ると流れる仕組みか?、と思っていたら、岩山のもっと高いところから第2の滝が放水開始!先ほどの太い豪快な滝にくらべ、こちらは細い流れがより高いところから落ちてくる美しい滝。まるで夫婦滝か?!しかし、洞窟同様、滝側の岩にも工事用ネットが張り巡らされているのがちょっと気にかかる…。



見学通路は、直径が42mあるというドームの中をぐるぐると蛇行して巡るレイアウト。高低差もちゃんとあり、滝から離れるにしたがって低く下がっているので、先ほどの小川も、下にある小さな池までクネクネと流れており、時々小さな橋があるので、歩いていて飽きさせない変化も考えられている。

コンパクトにまとめられているので、いろいろなところから先ほどの滝も見え、景色も飽きない。植物も湿性植物から砂漠のサボテンまで、区切りなく連続してレイアウトされている。これだけ様々な植物がひとつの温室にあると、温度や湿度の管理が難しいのではないだろうか?



この施設ができたのは1998年とのこと。20年で育ったジャングル感はすばらしい。



見事なモンステラもちゃんとある。



このあたりは乾燥地帯コーナー。サボテンやアガベがいっぱい。



一番下までおりると、小さな蓮池があり、定番のオオオニバスも生えている。かわいい広場にベンチもあり、腰を下ろして休むと、滝があった巨大な岩山の全貌を見上げることができ、なかなか壮観。広場から、さきほどの乾燥地帯のサボテンコーナーを通って出口へ、メイン温室はこれで終了。

広さは決して大きくないが、飽きさせないレイアウトに様々な植物が詰め込まれており、想像以上によくできたメイン温室に大満足して、出口通路へ進む。

第2温室に花と水中植物園



通路を進むと、エントランスがあった一番目の温室、二番目のメイン温室に次ぐ、三番目の温室に来た。(実はエントランスのある一番目の温室が第3温室、メインの熱帯ドームが第1温室。そしてここが第2温室) ここは「花と緑のステージ」という名前が付いており、ゆったりとした空間が花で埋め尽くされていた。ほとんどがシャクナゲとアザレア。
この植物園がある地域は、日本でも有数の花き生産地域ということもあり、見事な花々が展示されていた。そしてその隣には暗い部屋があり、水中植物の水槽が水族館のように展示してある。

再び渡り廊下を通ってエントランスのある最初の温室へ。ここにはヨーロッパ風の家がたてられ、部屋の中は押し花の絵が展示してあるギャラリー。そのギャラリーを出ると、最後にカフェがある。

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