東京生活向上指南 vol.1 ランナーによる素晴しき銭湯の再発見

2014.05.01

tokyoalive
東京生活向上指南 vol.1 ランナーによる素晴しき銭湯の再発見

東京生活向上指南 Vol.01
ランナーによる素晴しき銭湯の再発見

皇居前を2階建てオープンエアのはとバス(あれには今度乗ってみようと思う!)で通過した海外からの観光客は、きっと驚いているだろう。「なんで東京にはこんなにランナーが多いの!?」と。

日本人で東京人の僕でも、いろいろなことがわかってきたのは最近の話だ。皇居の周りを走るのは、朝も昼も夜もとても気持ちがいいこと。ノンストップで走れる5kmというちょうどいい距離。絶妙なアップダウン。そう、そして走った後の風呂! TOKYO FMのビルにあるジョグリスや、毎日新聞社のあるパレスサイドビルのランピットといった、大手資本によるランナーズステーションでシャワーを浴びるのもいい。でもやっぱり風呂、湯船、銭湯でしょ! 皇居半蔵門からすぐのところにある、奇跡のような銭湯バン・ドゥーシュには、思わずこちらが「ありがとうございます!」と言いたくなる。

ラン×銭湯。東京のランナーたちは、銭湯の魅力を再発見した。
バン・ドゥーシュは、東京のど真ん中にある古き良き銭湯が、ランナーのための施設として見事に再生したお手本的な事例。でも他にも、東京にはがんばっている素晴しい銭湯がいっぱいある。
ランナーにとってなにより嬉しいのは、電話で前もってお願いをしておくと、荷物を預かってくれる銭湯が結構あるということ(どこがOKということではなく、人と人、人情の話です)。
着替えて荷物を預けて、走り出す。これで東京中どんな街でも快適に走れる。
大人になってから、銭湯っていいなとすっかりハマっている僕は、ランナーとの共栄によって、いい銭湯がこれからもずっとそこにあってくれればいいなと切に願っている。
走った後の銭湯の気持ちよさはもちろん格別。水風呂があればベスト(酷使した脚をクールダウンすると、その後の回復が全然違う)。

“webで検索”だけでなく、地図を見て、電話をするというコミュニケーションで、自分の脚で、探してみていただければと思います。自分たちだけの“秘密の場所”を見つけたときの喜びは格別なので。
風呂から上がったあとのお楽しみは、それぞれご自由に!

(Text: yasutake iijima

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