TOKYO REAL BEAUTY

2016.10.27

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知る人ぞ知る? モテる香りってホントにあるの?


いつだったか忘れてしまったけど、ライター仲間たちと飲んでいたときのこと。誰かが「忘れられない香りってあるよね」と言い出した。

「香水をつけている男性は自分がどう見られたいか、が明確。その人に似合う香りをつけていたらカッコよさは2割増しになる」
「顔よりも香りにキュンとするときあるもん」
「好きだった人の香りがすると、あのときの記憶がよみがえる」
「この前、一緒に仕事をした人の香水のセレクトはめちゃくちゃ良かったな〜」
「元彼の使っていた香水が重い香りで隣にいるのも嫌なときがあって。ストレートに嫌だっていうと拗ねるから、ユニセックスの香りを一緒に使ってた」

など、香りにまつわるストーリーが出るわ、出るわ(笑)。
あれこれ語る彼女たちなのに「毎日、香水つけている?」と聞くと、4人中3人がNOだった。もったいない話である。

私といえば、秋から冬に変わる季節になると、ある香りにチェンジする。それも香水からボディクリームへ。保湿対策ということもあるが、この香りはボディクリームのほうが断ゼン相性が良いような気がするから。香りに造詣の深い人は「ボディクリームなんて邪道」というけれど、クリームが肌になじむと香りにとろみがついて柔らかな甘さに変化する。つけた人にしかわからない香りの変化、これこそ香りの醍醐味だと思うのだけど。

お気に入りは、イチジク(=fig)の香り。普段は甘い香りを身につけたりしないけど、このイチジクの香りだけは例外で3年ほど前から愛用している。何といっても、香りの強さ。ふんわり香る、なんていうレベルではなく、「これでもか!」っていうくらい甘い香りがガツン!とやってくるのだ。普通、これだけ強い香りだと「鼻につく」と敬遠されても仕方ないのに、逆にぬくもりのある官能的な香りに仕上げてしまっているのが、スゴい。

このボディクリームを使うようになって気づいたこと、それは、私以外にもこの香りに魅せられてしまう人がたくさんいるということ。その証拠に、必ずと言っていいほど声を掛けられる。
圧倒的な数で女性からなのだが(笑)、男性からも少なくない。電車の中で見知らぬ男性から声を掛けられたこともあった。電車の中で香りを聞くなんて、スゴい勇気だな〜と感心したが、裏を返せばそれだけ気になったということなのだろうし、正直、悪い気はしない。

他のボディクリームを使っているときは1ミリの反応もないのに、このクリームをつけると褒められる回数が高くなる。この現象って一体ナニ?

「甘い香りが好きだから、どうしても引き寄せられちゃう。それにボディクリームなのにここまで香るってスゴいですね」「甘い香りって、何か女子っぽい」「どこか無防備の感じがしない?」「イチジクって大人の香りだよね」というのは女子の意見。
そう、ポイントはイチジク。イチジクの香りは海外でも売り上げ上位に入るというくらい、人気の香り。甘さだけでなく、ほのかに感じる青々しさが“大人の甘さ”を演出しているのだろう。

さて、男性陣の答えというと「やはり女性らしさかな〜」「あったかい香り」「癒やされる香り」「優しくしてくれそう」「守ってあげたくなる」など。中には「自分が使いたい」と驚きの意見もあったが、イチジクの香りは概ね好きな様子。ちなみに、「パートナーがこの香りをつけるのはアリ? ナシ?」と聞いたところ、全員が「アリ」と答えた。
この香り、モテの引力がハンパない。

「香りってさ、自分が好きだけじゃダメなんだよね。恋人、友人、仕事仲間の人たちに“いい香りだね”って褒められて、初めて胸を張って使えるモノだから」と友人は言う。そういう彼女も最近になって自分の香りを持つことができた、と話していた。 秋から冬へ人の温もりが恋しくなる季節。この香りの効果、ぜひ、あなたの肌で試してみてほしい。でも、ひとつだけご注意を! TOO MUCHな香りの押し売りはしないように。

ローラ メルシエ ホイップトボディクリーム フィグ ¥5,500(税抜き)
/ローラ メルシエ

(Text: 長谷川 真弓)

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