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2016.06.02

vol.10 TOKYO Go Out !

松澤さんが厳選した 東京珍スポットBEST5


と、ここで、松澤さんがこれまで訪れた取材先の中から厳選した、東京人なら一度は体験しておきたい珍スポットBEST5をご紹介。珍スポマニアならではの偏愛的解説にもご注目を(笑)。

NO.1

新橋 かがや

s_kagaya 僕が色々行ったなかでも一番好きな居酒屋さんで、とにかく見どころが無茶苦茶あります。まず最初に、アンパンマンマーチを歌いながら客を出迎え、頭の上におしぼりを乗せたアンパンマン人形が登場。コース名が「マスター今日はお腹空いているから豪勢に頼むよ。任せたちょ」のようなセリフ調で、心を込めて読まない客はやり直しをくらうというシステム。この他にも語り尽くせないほどのパフォーマンスの数々を、こちらの店主は25年くらい毎日やっているようで、もはや伝統芸能の領域に入っています。僕も初めて行った時は受け止めきれず、すごく疲労しました。一人では行かず、気の合う友だちと行くのがおすすめです。

東京別視点ガイド<東京でもっとも狂気にみちた居酒屋「かがや」>

NO.2

新宿 ロボットレストラン


s_robot もはや定番ですが、最高峰の珍スポットです。珍スポットのオーナーさんたちが無限にお金を持ってたら、こういうことやりたいんだろうなという究極系。僕は初めて行った時、こんなに正しいお金の使い方があったのかという感動で涙しました。パフォーマーもガチですし、待合室や壁の装飾も含め、全部ありものじゃないところが別格です。そういう意味では、ディズニーランドと全く同じレベルで、相当な想像力と決断力がないとあれは作れません。取材ではプロデューサーを聞いても教えてもらえませんでしたが、もしかしたらウォルト・ディズニー的な人かもしれないですね(笑)。

東京別視点ガイド<想像をはるかに絶するバカバカしさ!「ロボットレストラン」>

NO.3

日暮里 ZAKURO


s_zakuro 猫で有名な段々坂のふもとにあるトルコ料理店。イラン出身の店主さんが女性客を口説きまくり、男性客を罵倒しまくるという、客いじりを一種の芸としてやっていますが、この方は最高です。もちろん、店主さんもわかってやっていて、その人の見極めもすごい。笑いになる人をいじり倒して、お客さんみんなで笑って楽しむという空間です。途中で結構本格的なベリーダンスショーもありますが、その横で店長さんがずっと客いじりをしているので、ダンスには決して集中できません。ビジネスとサービスの精神がすごくエネルギッシュな人で、毒の中にも愛情がすごく伝わってくるので、誰も怒らないんですね。

東京別視点ガイド<60人超えの客を相手に、店長がカラミつづけるトルコ料理屋「ZAKURO」>

NO.4

竹ノ塚 あさくら画廊


s_asakura 最近行ったなかのお気に入りがここです。下町の裏路地に佇む丸々ピンクの一軒家。外壁に女の子の絵やオブジェがびっしりと貼られていて、ものすごく怪しい雰囲気がビンビン漂っています。辻さんという人あたりの良い40代くらいの画家の方がやっているギャラリーで、室内や屋根の上までその方の作った絵やオブジェで埋め尽くされています。そこにある作品が気に入って僕も買いましたが、一棟丸ごと6千万円で売っているといっていました(笑)。ただきれいなだけではないアートの数々は堪りません。これが原宿や表参道にあるならわかりますが、本当に何でもない下町に存在することに驚かされます。

東京別視点ガイド<竹ノ塚の「あさくら画廊」は内も外もすべてピンクで埋め尽くされていた!>

NO.5

伊豆諸島 青ヶ島


s_aogashima 八丈島の先にある絶海の孤島。日本でも有数の行きづらい島として離島好きには有名で、一応、週に3、4本フェリーが寄港しますが、波が荒く就航率が50%もないため、辿り着けたとしてもいつ帰れるかわかりません。八丈島行きのヘリもありますが、島民で埋まっていまうことも多く、相当時間に余裕を持たないと行けません。世界でも珍しい二重カルデラや真ん中が削れた火山など、地形好きには堪らない絶景や、「ひんぎゃ」という噴気孔の地熱を利用したサウナや蒸し窯など、東京都とは思えない独特の文化や、とにかく閉ざされてる感に感動します。

東京別視点ガイド<アクセス難易度S級!絶海の孤島『青ヶ島』は東京都内なのに秘境過ぎた!>


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