「お寿司食べたい♡」 彼の店選びから探る本気度・不純度 東京寿司屋デート

2016.11.19

vol.13 TOKYO FOOD
「お寿司食べたい♡」 彼の店選びから探る本気度・不純度 東京寿司屋デート SUSHI DATE

気になる彼と、初めての寿司屋デート。探り合っている仲なら、なおさら寿司という “ごちそうジャンル” をオゴってもらえる関係に持ち込めた自分を「よくやった!」と褒めたいところ。だが、東京寿司屋デートには落とし穴がある。男性は女性の “位置” を定め、デートの店選びをしている訳だが、なかでも寿司屋というジャンルにおいては、選んだ店によって女性の “位置情報” の差が顕著に生じる。はっきり言えば、その寿司屋によって、あなたへの本気度が違うのである(らしい)。「どこでもいーよ♡」と、彼のお手並み拝見スタンスでいた淑女諸君、デートの店選びを相手に委ねることとは、相手に自分の “位置” までも委ねていることになることを、お忘れではないだろうか?
今回、東京寿司屋デートで彼の思うあなたの “位置情報” をTOKYOWISE編集部が独自にリサーチ。本気・色気・食い気・商売気(?)など、あなたの様々な思惑が叶うよう、ひとつの参考となればと思う。

*各店舗に示す★の内容は下記。弊誌独自リサーチによる。
本気度|男性の恋愛に対する真摯さについて
不純度|男性の下心、虚栄心などについて
コスト|価格帯について
優越度|あなた(女性)が感じる優越感
展開のしやすさ|寿司屋後の展開



銀座久兵衛(銀座)


おいおい、初っ端から高級名店ですか、行ったことねーよ!…と若干の苛立ちを感じつつゲンナリした皆様。至ってわかりやすい例を先に挙げさせていただきたい為、その点ご理解いただきたい。『久兵衛』 や『すきやばし次郎』といった、わかりやすく高級な老舗寿司店での本気度は、意外にも高く、更に不純度はさほどないらしい (お財布感覚と恋愛人格が正常な男性に限る)。プライベートで連れて行く女性は大切な人なのだそうで、誰に会っても、誰に見せても恥ずかしくない人を選ぶとのこと。ええ、非常に面白くもない事実だ。聴取した方々からその訳を探ると、「久兵衛だから」の一言に尽きる。わかりやすく高級な老舗寿司店は、背筋が伸びる場所であり、男性もちょっとは身構えてしまう。その上男性もある程度のマナーや知識が必要だから、おのずと本気度は高くなるのだ。花形の席を取ってくれたのなら、あなたの優越度はピークに達するだろう。ただ、日本料理の場では男性を素敵に見せてナンボ。誘われた場合には、喜んでくれる素直(で、上品)な女性で居ることを忘れずに。

本気度    |★★★★
不純度    |★★
コスト    |★★★★★
優越度    |★★★★★
展開のしやすさ|★★



いまむら(白金)


本命を連れていくなら?の問いに、『いまむら』とご回答いただいたのは、関西出身30代イケメン弁護士。「これまで食べた中で一番おいしかったから。寿司屋は行きつけがあった方がええやろ?」とのこと。他にもリサーチを進めると、「店を色々知っていそうな女性(…つまり男性経験が豊富な女性)と睨んだら、『久兵衛』よりも、『いまむら』」との回答が。意外にも予約の取れる『久兵衛』よりも、あえて予約の取りにくい、『いまむら』のような寿司屋を選ぶらしい。…という策士の意見も聞かれたので、残念ながら本気度は減点。だが、自分の中でのNo.1を食べさせたいという気持ちの方もいるので、ぜひ、この手の店に連れてきてもらった場合には、可愛らしくそしてさりげなく理由を探り、本気度と位置情報を確定していただきたい。周辺に繁華街のない閑静な立地にある店の食後の展開は難易度高めなので、男性の腕の見せ所である。

本気度    |★★★
不純度    |★★★
コスト    |★★★★★
優越度    |★★★★★
展開のしやすさ|★★



築地秀徳(築地)


そこそこアクセスしにくく、銀座などの繁華街に足を伸ばせなくもない、22:00ラストオーダーの寿司店。「寿司と言えば築地!」とデート相手が寿司を食べたいだけの純粋ボーイであれば、わざわざあなたの “位置情報” を探るまでもないが、戦略的な賢い男性と踏んでいるのであれば、前述の寿司屋スペックからその意図を分析できるであろう。親しみやすさも備えた寿司屋を出た後は、「まだ22時すぎなんだね。一杯だけ行こっか?」と、タクシーを捕まえ、銀座のバーに飲み直しにいく。酢飯で喉の乾きを覚えていた頃合いを見計らうあたり、実に段取りが良い。緩急も完璧、展開のしやすさは満点だ。この微妙な時間と立地で、モタモタするか、スマートにいくか、どちらが良いかは好みの問題であるが、どちらにせよ本気度はやや低めである。

本気度    |★★
不純度    |★★★
コスト    |★★★
優越度    |★★
展開のしやすさ|★★★★★



六緑(六本木)


どう考えてもいやらしい。だって、その寿司屋はグランド ハイアット東京内である。間違いなくその後の展開は、ハイアットのバー・『Maduro』へ行き、チェックインだろう。絵に描いたような都会の不純なデートと思えるが、実は本気度もまずまず高いこと。「行ったことないし理解できない!」と男どもを問い詰めたところ「遊びの女にそんな額払わねーよ」とバッサリ。寿司屋1人当たり2万円強、バーで1万円弱、ミニマムランクで5万円の部屋に泊まる…締めて一晩あたり10万円超…確かに納得。え?デイリーユース?ともすれば、あなたはプロ彼女か裕福な人であることを自覚すべきなのではないだろうか。

本気度    |★★★★
不純度    |★★★★★
コスト    |★★★★★
優越度    |★★★★★
展開のしやすさ|★★★★★

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