ピコ太郎とMC Hammerの共通点!? リバイバル到来、 90s’ Party Music Everybody Listen Now! 90s’ Party Music

2016.12.10

vol.14 TOKYO PARTY


#2: リフレイン多用

そして二つ目は、単語やフレーズが繰り返される&サビのリズムが印象的な楽曲が多かったということ。サブリミナル効果のような、無意識に耳や記憶に残るものが沢山。時には呪文のように聴こえたものもあった(笑)。旬のピコ太郎にも同じものを感じる。多くの人が共感しやすいリズム楽曲やパーティ音楽には、
①体を動かしやすいビート
②覚えやすいワード 
③繰り返しのリフレイン効果
などの一体感を生みやすい要素があるのかもしれない。

▪️HOUSE OF PAIN 「Jump Around」

当時も今も、アメリカ映画のパーティ・シーンでお馴染みの一曲。周りの人を巻き込んで盛り上がる様子、一体感はPVを見れば一目瞭然。

▪️LISETTE MELENDEZ feat. GREG NICE 「Goody Goody」

“Goody goody Lovin〜 Do you want a piese of my♪” のフレーズが、“Goody Goody Lovin〜 あなたにあげる♪”という、不思議な日本語カバー曲が作られたことに驚愕した。エロを感じる男女共にウケていた印象(あくまで個人的意見)。

▪️Kriss Kross 「Jump」 



▪️K7 「Come Baby Come」


▪️DIANA KING 「Shy Guy」


▪️SNOW 「Informer」



#3: ラップとダンスの融合

アラフォーの私が振り返る90年代はHIP HOPやR&Bの流行はもちろん、ダンス・ブームの時代でもあった。国民的人気!? のEXILEの生みの親・HIRO氏が属していたZOO、TRFも出演していた『Club DADA』や日本テレビ系で放送されていた『天才・たけしの元気が出るテレビ』の<ダンス甲子園>が人気だった。中でも、ラップとダンス要素を融合した下記のアーティストが印象的だったし、今聴いても(観ても)、テンションが上がる。

▪️C&C MUSIC FACTORY feat. Freedom Williams
「Gonna Make You Sweat」



分かりやすいリズムの中で、女性ボーカルと男性ラップを融合させたミクスチャーの走り。ボディコンシャスな装いに心を奪われた。

▪️Heavy D and the boyz 「Now that we found love 」



▪️MC Hammer 「U can’t Touch This」



記憶を辿りながら自分的趣味嗜好や体験談を交えつつ、特集テーマのパーティを主に「東京アラフォー・1990年パーティ音楽」でまとめてみたけれど、結論は、90年代はジャンルレスに面白かった♪ オンラインが当たり前ではなかった当時は、流行りや音源を追っかけるのに必死なところもあって。 上記で紹介した以外、ブレイクビーツ、ハウス、ファンク、ダンスミュージックをはじめ、影響を受けたアーティストのお話は、またの機会に。

(Text:Sayaka Miyano
(Illustration:Ayana Sasaki)

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