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2016.01.22

vol.8 TOKYO TASTY

< ROUND2 >
デート代は男が持つべき?ワリカンじゃダメなのか?

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-男が払って当然。遊びの美学の消滅が、ワリカン男を増殖させている!-


筆者:食事や飲みなど、デートの割り勘についてはどう考えていますか?

Psycho:男たるもの、女の子に下心があるなら、全部持てよというのが、持論です。

筆者:かっこいいですね。

Psycho:飲み会とか合コンは別ですよ、そこには参加する人たちのルールがあるから。でも、二人きりになった時は男が払うべきでしょ?

筆者:でも、最近はそういう男気のある男性がめっきり減ったような気がします。100円、10円単位までキッチリ割り勘する人もいて、びっくりしたことがあります。

Psycho:要は、ダンディズムがないからだよ。遊びの美学なくなっちゃったから。

編集長:男が払うのは当然だよね。女の子はその分、お化粧したり、お洒落したり、努力してるんだから。場合によっては、“病院”に行ってるかもしれないし、お金、かかってるんだよ。

筆者:でも、その一方で、男の人に払われすぎると申し訳なくなることもあります。

Psycho:その考え方もあって、女の子的に、「この人ないわ」って思った時に、「恩着せがましいのはイヤだから」と言葉にしては言わないけれど、「私、払います」っていう子いるよね、免罪符として。男も気づかなくちゃいけないんだよね、お断りなんだなと。

筆者:そういえば、少し前、久々に素敵だなと思う払い方をする男性に会いました。その方と、女性の知人、私の3人で飲んでいたのですが、別にデートでもないし、私たちは当然割り勘のつもりでお金を出したのですが、もろともせずに、サーッと全部払ってくださって。男前でしたね。わるいので、その分は後の飲み代に回しましたけれど。

編集長:それは、その彼にとって生き金だったんじゃないかな?

筆者:生き金ですか?

Psycho:これは男の価値観だと思うんだけど、世の中には、生き金と死に金があるんですよ。例えば、編集長と僕がふたりで飲みに行って、2万円払ったとする。その時は痛いかもしれないけど、目上の人に対してごちそうするということは、基本的に生き金です。

結果的に仕事に繋がるかもしれないし、10倍、20倍になって返ってくる可能性もある。逆に、何にも仕事に繋がりそうにない人におごる、これは死に金。結局、何も返って来ないことがほとんどだから。

-たった1000円、されど1000円が女を萎えさせる-


副編集長:3人飲みと言えば、私も逆バージョンの経験が。ちょっとだけいい感じだった男性と、彼の男友達と、大して高くもない韓国料理屋で約束していたんですけど、事情があって、私は3時間遅れて行ったんです。着いた時点で、彼もかなり酔っていたし、ツレの男性は、もうすでに泥酔状態で、私に体をすり寄せて、絡んできて、最初から、え?という感じ。

その人がトイレに行くと、彼は「ごめんね」と謝ってくるけれど、ツレが戻ってくると、一切そんな素振りを見せない。テンションもガタ落ち、食事もほとんど食べないまま、お会計の時間になった時、「お酒も飲んだし、私も払いますよ」と言ったら、「じゃあ、1000円」って。別にいいけど、それなら要らないでしょ?と思いましたね。

Psycho:そこ、運命の分かれ道ですよね。1000円事件。たったの1000円をせびったせいで、もうないなと思われちゃったわけです、その彼は。かくいう僕も一度だけ、失敗したことがあって。あろうことか、女の子からランチ代1000円を取っちゃって。今でも猛反省しています。

会話がいまいち弾まなかったっていうこともありますが、最大の理由は、当時の僕の金銭感覚が完全に狂っていたからなんですね。恥ずかしい過去ですが、パチンコにハマっていて。後で詳しく話しますけど、ギャンブルの中でも、ハマればハマるほど、パチンコが一番悪質です。

2,3万、平気で突っ込むくせに、普通の日常生活の500円、1000円がボディブローになるという、いともおかしな思考回路になっているのに、そのことに当の本人は全く気づいていない。恐ろしいですよ。

筆者:なるほど、そういうことなんですね。さっき話に出た10円、100円単位までキッチリ割り勘にする男性に、「僕は一人遊びが好きで、パチンコが趣味なんだ」と意気揚々と言われて、面食らったことがあります。私自身、ギャンブルは一切やらないし、あまり良いイメージがなかったので。でも、かたや私が欲しがっていたものをサプライズで贈ってくれたり。

Psycho:それは繋ぎ止めたい男の性。ふたりの関係がギクシャクした時じゃなかった?

筆者:いえ、全然最初の方ですね。しかも、彼が自分で作ったものです。彼の商品ですね。

Psycho:だったら、そもそもお金がかかってないじゃない!(笑) その彼が、太っ腹になってる時なかった?

筆者:一度もなかったですね。常に割り勘でしたし。

Psycho:じゃあ、負け続けてるんだ。繰り返しますけど、飲み会だったらいいんです。でもデートで二人で会う時に、1円たりとも女の子から取っちゃいけない。

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