ゲーテ、シェイクスピアを現代に蘇らせる
詩人・菅原敏が超訳した世界観を神楽坂で

2017.12.16

CLIPPING
©bin sugawara | la kagu

弊媒体でも連載をいただいている詩人・菅原敏氏。以前連載自画自賛でもご紹介した、氏の最新詩集「かのひと 超訳世界恋愛詩集」の展示会が、神楽坂”la kagu”2Fの展示スペースsokoにて2018年1月29日まで開催されいる。

菅原敏氏は2011年にアメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』で逆輸入デビュー。低く落ち着いたイケメンボイスでラジオやテレビでの朗読、海外でも朗読公演を行うほか、Superflyへの歌詞提供など幅広く詩の世界を中心に活躍している。今回の詩集「かのひと 超訳世界恋愛詩集」は、サイトcakesで人気連載となっていた「新訳 世界恋愛詩集」から厳選した35編を再編集。ゲーテ、シェイクスピアから小野小町まで、過去の恋愛詩が現代的に超訳されたものだ。
会場内の赤い壁には10編の詩が配され、★マークの上に立つと、スピーカーから詩のシャワーを浴びるという、目と耳で詩を楽しめる展示となっている。ぜひ菅原敏の詩の世界を体感してほしい

また開催場所は、新潮社の倉庫から2014年に生まれ変わった”la kagu。出版社の倉庫から現代的な商業施設に生まれ変わった地での開催となる。

「かのひと 超訳世界恋愛詩集」
今の恋も、昔の恋。どの時代、どの国に生きようと、恋すれば私たちは何ひとつ変わらない。発売後、女性誌をはじめ様々なメディアで話題となり増刷を重ねている『かのひと 超訳世界恋愛詩集』。
ゲーテ、シェイクスピアから小野小町まで。恋愛を題材とした古典作品をモチーフに、気鋭の詩人 菅原敏が独自の感性で現代詩に昇華させた三十五編を収録。200年前の詩集に絵の具を落として描かれた、現代美術家 久保田沙耶による斬新な絵も詩集に彩りを与えている。ブックデザインは多方面で活躍中のクリエイティブ・デザインスタジオ KIGIが担当。
図書館の片隅で埃をかぶっている古い詩集たち。その中に小さな宝石を見つけ出すように。家族、恋人、友人、あなたの大切な「かのひと」への贈り物にもぴったりなアーティスティックな一冊。 Web連載時から注目を集めた異色の「超訳」恋愛詩集、待望の書籍化。

(Text:TOKYOWISE編集部)


<展示情報>
菅原敏・久保田沙耶「かのひと 超訳世界恋愛詩集」展
日程:開催中~2018年1月29日(月)
時間:11:00~20:30
場所:la kagu 2F soko

菅原敏(すがわら びん)プロフィール
詩人。2011年、アメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』で逆輸入デビュー。執筆活動を軸に、異業種とのコラボレーション、ラジオやテレビでの朗読、デパートの館内放送ジャック、海外での朗読公演など、幅広く詩を表現。Superflyへの歌詞提供、東京藝術大学大学院との共同プロジェクト、美術家とのインスタレーションど、音楽や美術との接点も多い。現在は雑誌『BRUTUS』や『GINZA』web他、連載も多数。
http://sugawarabin.com

<書籍情報> 『かのひと』 超訳 世界恋愛詩集
菅原敏[著]
久保田沙耶[絵]
KIGI[デザイン]
2017.7.25刊
東京新聞出版局
本体価格 1,700円+税
URL:http://amzn.asia/5ngmoQP

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