Cafe Culture

2015.12.15

Cafe Culture
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Vol.08
冬場のコーヒーブレイクについて考えてみた

Coffee Breakというフレーズには、「ちょっとひと休み」とか「休憩」のニュアンスがある。別にコーヒーだけじゃなくて、紅茶でも昆布茶でもいいのだろうが、なぜかアメリカ的ニュアンスの強いコーヒーブレイクにはコーヒーじゃないと(ラテでもいいのだが)雰囲気が出ない。一方の英国ロンドンではAfternoon Teaになって、こちらはコーヒーブレイクのひと休み感ではなく、もっと貴族的な香りがしてきてしまう(彼らは、ひと休みどころか、かなりゆっくりと時間をかける)。
忙しい東京的にはコーヒーブレイクの方がしっくりするというのが持論。最近はコーヒー自体が健康に良いとかの話もあるが、それ以上に、一瞬の“隙=ブレイク”を仕事の途中に入れるというのが目的だから、硬く考えずに「お茶しよう」が正解だと思う。もちろん、オフィスや仕事場でのコーヒーブレイクもいいのだが、ちょっと外の空気を吸いに出かけるのも深呼吸の意味も含めて自分的には、ちょっとサボっている感じもあって好きな時間だ。
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原宿在勤の自分にとってのリトリート的な場所は、明治通りのとあるビルの奥にひっそりと在る「スターバックス神宮前6丁目店」だ。なんといっても混み過ぎていない。奥にテラスがある。一人がけのソファがある。
シンプルな店だけど妙に落ち着く。彼らが主眼とするサードプレイス的な意味合いが最もよく出ている店舗だと思う(と書いて混みだすと困るのだがw)。
ここでのブレイクタイムではスターバックス ラテのショット追加ではなく、ドリップ コーヒーのトールにする。その理由は、ちょこっとおやつをいただいちゃうからだ。クッキーやドーナツを選ぶこともあるのだが、季節によって登場する限定メニューにこれはというものもある。このシーズン(クリスマス近く)だと“クランベリーブリスバー”の一択。
アメリカでもクリスマス近くになると必ず登場するらしいのだが、それはさておきとしても、なんとなく冬気分のお菓子なのだな。
ちょうどこの時期に提供されるクリスマスブレンドと相性が良いというから、ありがたいブレイクタイムになってくれる。
できれば、その時間にはスマートフォンをあえて会社に忘れていくようにしたいものだけれど。 とまぁ、自分的コーヒーブレイクをご紹介したわけだが、みなさんはどんなコーヒーブレイクを送られているのだろうか。

(Text: Y. Nag)
(Illustration:ワキサカコウジ)

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