TOKYO alive 東京生活向上指南

2015.05.21

tokyoalive

東京生活向上指南 Vol.09
30分で行ける東京の自然を楽しむ、パークランのすすめ

走ることが日常の習慣になってから、変わったことがある。東京の地理というのか、ある場所からある場所への距離感、方向、高低差や地形がわかる、感じられるようになった。不思議と、歩くときとはまた違った感覚の鋭さで。どこにどのように水が流れて、木々の緑があるのか。東京の見かた、感じ方が変わった。

ゆっくりでも30分走ると5キロ先に行ける。どこにいたとしても、東西南北、自分のいる所からその距離の範囲には、必ず走るのにいい場所があるはずだ。走ることが好きになった人、やめられなくなった人は、自分の日常の中にお気に入りの場所をみつけられた人だ。

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東京には素敵な公園がたくさんある。井の頭公園、代々木公園、駒沢公園、砧公園、光が丘公園、石神井公園。やっぱり自然が豊かな、大きな公園を走る気持ちよさは格別だ。昔から度々遊びに行っていた公園も、走るとまた違った景色を見せてくれる。以前はpark walk(お散歩)していた公園を、今はpark runする。でも、走ることだけが目的ではないから、木漏れ日や花の美しさに出会えば立ち止まる。歩きながらゆっくり楽しむ。休憩する。

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舗装されたロードを走るランニングと、山のオフロードを走るトレイルラン。その中庸とも言える走り方として、パークランがある。緑地公園の景色や自然を楽しみながら、気持ちよく汗をかいて走る。
人は走ると五感が鋭くなるようで、色、光、空気、風、音を、普段とは違った感覚で味わえる。森林浴の効能として言われるような、木々の中にいることで得られるヒーリング効果、リフレッシュ効果を、走ることでさらに感じる。

パークランは、体にもいいことばかりだ。芝生や土、落ち葉やウッドチップのやわらかい地面は、走ると痛めやすい脚腰の関節に優しい。凹凸や傾斜など絶えず変化する不整地をバランスを保ちながら走ることによって、体幹や脚の筋肉が鍛えられる。繰り返すアップダウンに対応して心肺も強くなる。マラソンの川内優輝選手、青山学院大学の駅伝チームの練習方法で知られるように、トップランナーもオフロードでのトレーニングを重視しているという。

都市生活者にとって、体のトレーニングにも、精神の調整としても最適なパークラン。遠くまで走ること、さらに速く走ることも、もちろん走ることの喜びであり目標だけど、堅いことは考えずにとにかく楽しみたい。公園で思わず駆け出してしまう子どものように。自由に。

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(Text: yasutake iijima

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