家事代行サービス、ありor なし!? Do you need Housekeeping Service??

2017.01.28

vol.15 TOKYO NEXT
家事代行サービス、ありor なし!? Do you need Housekeeping Service??

“逃げ恥ロス”まで生んだ大ヒットドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」(TBS)や、ちょっと前の「独身貴族」(フジテレビ系)で、主演の女優が演じたということもあり、日本でもにわかに脚光を浴びはじめた「家事代行サービス」。
その背景にあるのが、政府が家事支援外国人受入事業開始を決定して国家戦略特別区域内で、外国人家事労働者の受け入れの規制を緩和したことだ。現在(2016年12月)神奈川県と大阪府が手を挙げ試行を始めている。東京都も数年前まで消極的だったのだが、ここに来て解禁に至っている。ま、政府の女性の社会進出促進といった方針の裏付けなんだろうけど、かつての「お手伝いさん」というイメージから富裕層や芸能人など、特別な人たちが利用していると思われがちだが、共働きの一般家庭や独身世帯など、今後より広く利用されるようになるかもしれない。

フィリピン人は“家事のプロフェッショナル”


元々私は掃除が得意ではなく、仕事をしながら子育てをしているので、なかなか集中して家事をする時間が取れない。そんなわけで、家計に決して余裕があるわけではないけれど、ぜひとも家事代行サービスを利用したいと思っていた。そこで今回、 “家事のプロフェッショナル”と言われているフィリピン人家政婦を専門に派遣する「ピナイ家政婦サービス」(以下ピナイ)を実際に利用してみることにした。

掃除を家事代行サービスにお願いしてみた!


さて、いよいよ2時間のトライアルということでお掃除をしてもらうことにした。我が家は郊外のリノベーション済みマンションで、入居したのが約1年前。2歳になる娘がいるので、食べこぼし、おもちゃや生活雑貨の散らかり方は激しい(娘のせいだけでないが…)。掃除機は頻繁にかけているが、キッチンや風呂場など、水周りの手入れはどうしても後回しになってしまう。そういうわけで、2時間のうち、「普段できない水周りを優先的に」というオーダーになった。

家事代行サービス_TOKYOWISE

この日、我が家のお掃除を担当してくれたのは、デルサさん。某有名タレントのお宅のお掃除を担当したこともあるという、超ベテラン家政婦さんだ。

まずは、水周りでも特に油汚れなどの大敵が待っているキッチンから。私は小まめに掃除できないくせにナチュラルクリーニングを心がけ、日ごろ重層やクエン酸スプレーでなんとか掃除しているのだが、やはりそれだと磨き残しが多々あるよう。思わず「汚いね!」とハッキリ言ってくれるところがまたフィリピン人の方らしい(笑)。デルサさんには潔く一般の中性洗剤と、研磨力のあるマイクロファイバータオルやタワシを使ってもらい、ガス台やシンク、調理台や調理器具など磨いてもらっていった。コーヒーメーカーなどの調理器具や調味料の瓶など「こんなところも!」と自分では普段気がつかない部分にまで目が行き届き、そのきめ細やかさに感心。

家事代行サービス_TOKYOWISE

結果、キッチンは1時間強を要したが、入居直後のようにピカピカになった。
風呂場も浴槽以外は普段なかなか手が回らないのだが、床や壁、天井や子どもが遊ぶアヒルのおもちゃなどの備品まで磨かれていて、電球の光量がワントーンアップしたのか?と錯覚するほど。家事スキルの高さに驚いた。(私のスキルの低さが露呈したということも…)

一緒にいた娘は、初めて会う家政婦さんにおっかなびっくりしながらも、「きれいきれいしてる!」と興味津々の様子。ピナイのサービスにベビーシッティングはないのだが、英語による歌遊びや、絵本の読み聞かせもしていただけるそうで、掃除の最後に、このような時間を希望する子持ちの利用者も多いという。

子どもが遊ぶ部屋のお掃除をしてもらったあと、我が家も最後に娘に英語で話しかけたり、歌って相手をしてもらった。第二のお母さんのように、使い慣れた部屋を一生懸命掃除してくれるデルサさんの姿に娘も心を開き、途中から後を追っかけたり、掃除の邪魔をするくらいまで打ち解けていた娘は、安心してしまったのか、デルサさんの腕の中でウトウトし始めた。

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