vol.2_birth_tokushu

2014.10.02

vol.2 TOKYO 30s girl
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Tokyo birth plan
東京30代女子、それぞれのバースプラン

晩婚化と言われて久しい日本だが、晩婚化と共に晩産化も進むわけで。ついに東京の初産平均年齢が30歳を超えたという。高齢出産のリスクはもちろん否定できないが、30歳以上の出産は悪いことばかりではない。自身も35歳のときに出産を経験したが、高齢ならではの(無駄に)豊富な人生経験、それによって培われた精神力で、人生の一大イベントを何とか乗り切れたと言える。

高齢出産ならではのメリットとして、経済的な余裕もあるだろう。東京は全国で最も出産費用が高いと言われているが、その中でも特に高額で入院費用が100万円以上かかる、いわゆる“ブランド産院御三家”と呼ばれる病院がある。南麻布の愛育病院、赤坂の山王病院、築地の聖路加国際病院。最新の医療設備は去る事ながら、高級ホテル並みのサービスがウリだそうで、ブランド産院でセレブ出産をしたいと考える女子も少なくないという。

ブランド産院のほか、大学病院、産婦人科医院、助産院、無痛分娩に水中分娩、フリースタイル出産などなど。ありとあらゆる出産の選択肢があるのがメトロポリタンシティTOKYO。ここで暮らす30代女子は、どんなバースプランを持って出産に臨んだのだろうか。

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■ ブランド産院×無痛分娩
自宅から近く、無痛の条件で探したところ愛育病院に。あまりに痛みがないので、笑いながら出産しました。(M・Iさん)

■ 産婦人科医院×ソフロロジー分娩
近所の病院がたまたまソフロロジー分娩だった。ソフロは精神的な物をコントロールする感じで、気持ち的にラクに出産できたように思う。(A・Iさん)

■ 大学病院×LDR分娩
NICUがあることは絶対条件。次に、陣痛で辛いときに移動したくないので、陣痛、分娩、回復が一緒の部屋でできるLDRを希望。あと、胎児の精密エコーをやっていることも条件でした。高度医療がある今の時代、事前に知れる情報は知っておいてリスクに備えたい。(Y・Sさん)

■ 産婦人科医院×誘発分娩
産後実家で過ごしたかったので里帰り出産に。どうしても旦那に立ち会わせたくて先生に相談したら「産みたい日決めていいよ。それもこの子の運命よ」ってことで、促進剤で陣痛をおこして計画的に出産しました。(K・Kさん)

■ 総合病院×ラマーズ法
建物や設備がキレイだったので、近所の東京警察病院で出産。アロマオイルを取り入れた分娩を事前にエントリーしていたものの、陣痛が痛すぎてそんな余裕なし!状態でした、笑(M・Mさん)

■総合病院×誘発分娩
無痛分娩に頼らず、自然な形でのお産を希望したものの、前日にバルーン2種類投入+当日に陣痛促進剤投入で、最後は先生が馬乗りになり出産。事前に女児と分かっていたので、将来その時がきたら教えられるようビデオ撮影を希望しました。(M・Kさん)

■ 助産院×フリースタイル分娩
一人目は総合病院で自然分娩。分娩台が嫌で、二人目のときはフリースタイル分娩にしたく助産院で出産しました。次があればぜひ水中分娩を試してみたい。(S・Iさん)

■ 総合病院×帝王切開
無痛分娩が良かったが、職場と実家から近い総合病院が日赤医療センターだったため、覚悟を決めて自然分娩することに。実際は逆子のため帝王切開でしたが。(A・Tさん)

■ 自宅×フリースタイル出産
三人目は家族みんなで産れてくる子を迎えたくて自宅出産に。破水シートの準備、胎盤など汚物の処分などで旦那は大忙し。出産はどこか母親と産まれてくる子どもの頑張り的な感じがあるけれど、自宅出産だと必然的にみんなで出産を頑張る感じになりますね。(N・Wさん)

■産婦人科病院×吸引分娩
近所に自然分娩&母乳育児推奨のそこそこ有名な産婦人科医院があったので、そこで出産しました。分娩台に乗っても5時間出て来ず、最後は吸引分娩に。吸引するときにアソコの毛まで一緒に吸われ、それがめっちゃ痛かった、笑(Y・Hさん)

■ ブランド産院×和通分娩
無痛分娩の産院を探していたが、納得のいく病院には出会えず、ホスピタリティの高い山王病院で和通分娩することに。和通でも痛みは全くなく無痛に近いものでした。(M・Uさん)

■総合病院×誘発分娩
出産リスクを考え、地域の周産期母子医療センターになっている病院を探しました。周産期母子医療センターなら、もし救急搬送されてもたらい回しにされないので。実際は予定日超過で陣痛促進剤を投入するも効かず、人工破水させて出産。(M・Bさん)

■総合病院×水中分娩
カンガルーケアに魅かれて日赤医療センターで出産することに決めました。水中分娩を希望したものの、なかなか出てきてくれず、赤ちゃんも自分ものぼせて、最後の最後は分娩台に移りました(N・Kさん)。

ざっとこれだけでもかなりのバリエーションである。もちろん出産に「これが正しい!」という絶対的な方法はない。ただ、いつかは子どもを産んでみたいと考えるなら、妊娠前に希望の出産方法や病院をある程度定めておくに越したことはない。仕事も恋愛もアクティブに生きてきた東京30代女子らしく、ぜひ出産も積極的に自分主体で。それを許してくれるのが東京という街なのだから。

(Text : Ayako Takahashi-TPDL
(Illustration: 大沢 純子)

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