東京で中古マンションを買うということ。〜編集部Mの体験談〜 - 2 - Vol 22.おひとりさま東京

2018.02.27

購入して良かったことと懸念点

先々のことを考えて具体的なプランを組むようになったと話すMは、毎月7万円を支払っているという。賃貸とは異なるゆえ、その他にかかる費用についても聞いてみた。
M：僕が購入したマンションは、ローン以外に月々支払いが必要になる費用は管理費と維持費を合わせて２万円弱。維持費は安いのですが、大規模修繕の際、積立金が足りない場合は一時金を払う必要がある ので、そこが懸念点でもあります。

購入を決断してからの準備にはじまり、月々のローンの支払い、諸経費や懸念点といった面倒や大変さもある中、では、マンション購入のメリットやポジティブ要素、逆にネガティブ要素はどんなところにあるのだろう？

【編集部Mが思うポジティブ要素】
１）物件の選択肢が圧倒的に広がる
２）返済額から考えると賃貸より好条件（部屋の広さ・立地条件）
３）将来的に投資する場合の不動産価値
４）ファイナンシャルプランが明確に持てる
５）リノベーションができる
６）好きな写真やアートを気にせず壁に飾れる

【編集部Mが思うネガティブ要素】
１）ローンのリスク（大規模災害などで住めなくなった場合）
２）マンションの場合、大規模修繕時の一時金
３）エアコンなど故障した場合に発生する修理の出費
４）ご近所付き合い問題
５）不動産価値の変動に対する懸念
６）初期費用の額が大きいため貯蓄がなくなる＆ケチになる（あくまで個人的な問題です）

―さて、人気や注目の高いリノベーションやDIYを含め、自由にあれこれできるというのは魅力的！もう手は加えたの？
M：予算が無いのでまだしていません（苦笑）。でも、今後の楽しみの一つとして考えていきたいと思っています。

編集部にはMの他にマンションを購入している者もいるが、逆に難色を示す者もいる。「ローンを組むというのは借金を抱えるのと同じ」という考えをはじめ、「オリンピック開催を控えた東京の不動産の動向」や「ご近所付き合い問題」などの不安が挙げられる。大きな買い物であり、生活をする上で必要不可欠な住まいだからこそ考えも様々だ。
今回話を聞いた私は、「100％前向きに買うぞ！」とまではいかないにしても、「もっと色々リサーチしなくちゃ！」という気持ちになれたし、関心も継続。ローンが組める年齢を考えるとそうのんびりはしていられないところもあるけど、編集部Mのように条件に合った良い物件と出逢えたなら、大きな気持ちの変化が生まれるかもしれない。