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2015.04.28

vol.5 TOKYO STANDARD
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ここ数年、東京の街を歩いて感じるサングラス人口の増加具合には目を見張るものがある。メゾンブランドをはじめとし、ストリートブランドや国内アイウエアブランドと多方面の選択肢ができたのも、その要因と言えるのかも。

ただやっぱり日本人の特徴とも言える平面的な顔には、お世辞にも似合っていると言えない人が多いのも…。好きなものを自信を持ってかける精神はもちろん大切だが、いわゆる「似合っていない=痛い人」にならないためにも、自分の顔にあったサングラス選びや扱い方を身につけるのがここ東京では特に大切かと。そこでまず男女問わず、もういい加減これは頂けないかなと思われるサングラススタイルを考えてみようと思う。

いま“イタイ”サングラス”になる3つのNGスタイルとは


その1:デカサングラス
ひと昔前に流行ったいわゆる「デカサングラス (バタフライ型)」への意見をいくつかご紹介。「女優やタレント気取りにしか見えない」、「高飛車なオーラが漂っていて近寄りがたい」、「目指しているところが分からない」、「トレンディーって言葉を連想する」など、的を得ている否定的な意見ばかり(笑)。

その2:頭にのっける
続いてサングラスの掛け方についても「ファッションとしてカチューシャのように頭に乗っけてるのって、バブルの残り香がする」や「美魔女もどきw」さらに「胸元にぶら下げるのも、ちょっと古い」といった具合に一言物申したい意見あり。

その3:男子編
男性に至っては「帽子の上に掛ける」や「後頭部にぶる下げる」なども超NGとの意見もちらほら。
しかし、皆さんよく見てますよね。普通の顔をして歩いているのに、内心はそんな事を考えてると思うと、私自身も今後サングラスを掛けるのにちょっとビクビクしてしまいそうだ (笑)。

そこで2015年の2大トレンドは?



トレンド1
では逆に、性別、世代関係なく人気が高かったサングラスのタイプはというと、やはりレイバンの「ウェイファーラー」に代表するオーセンティックでシンプルな「ウェリントン型」が好まれているようだ。確かに最近の傾向を見ていると、かなりの割合で女性の使用率も増えているのもよく分かる。シンプルな顔立ちの一般的な日本人顔には、やはり変化球ではない直球勝負の正統派デザインがマッチするし、実際、個人的にかなりのヘビーユーザーなのもそういった理由からなのかもしれない。

トレンド2
今年に入り、丸型フレームが人気あるのは街を行き交う人を観察しているとよく分かるが、TOKYOWISEの読者様には一歩先に行ってもらうために、もうひとつのトレンドもご紹介してみようと思う。それは、ずばり「フラットレンズ」だ。

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メガネレンズの表面には非球面レンズを含め少なからず湾曲し、カーブがついているのが通常だが、フラットレンズとは、表面が全く湾曲していない「0カープレンズ」を指し、直線的に光を反射させるという優れもの。当然、フレームも直線的な形状となり、知的でシャープな印象を演出する事が出来る。ビンテージ眼鏡にはフラットレンズを使用したモデルが多く存在したが、加工が難しく原価も高い事から球面レンズを重宝する傾向に。今年は丸型フレームに代表するクラシカルなモデルの人気に加え、このスタイリッシュなフラットレンズに注目が集まっている。

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サングラスが市民権を得たいま、やはり自分に合った一本を見つける確かな目と少しの知識を持ちあわせた方が、より東京でのサングラスライフを謳歌できるのは間違いないだろう。皆さまもお気に入りの一本を楽しく見つけるためにも頭の片隅にそのことを置いといていただけたら嬉しく思う。

Special Thanks to A.D.S.R
http://www.adsrfoundation.com/

(Text: Tatsuya Nakamura (R.G.C))

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