情報が届きづらい難民に
デザインの力で感染症の理解を深める
『Save with Artポスターデザインコンテスト』

2020.08.12

CLIPPING
©AAR

新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちは閉塞感の真っ只中にいます。 ただこの感染症の脅威は日本や先進国だけでなく、世界中の課題。 日々の生活にも事欠くことも多い難民や避難民のいる地域においても、その危険性や感染防止の理解を推進することは急務と言えるでしょう。
そんな中、AAR Japan(難民を助ける会)が年齢や言語に関わらずビジュアルでこれらの注意喚起を行うポスターデザイン『Save with artポスター』の公募を開始しています。
新型コロナウイルスに対する危険性の理解や、感染拡大防止を訴える内容のポスターデザインとポスターに添えるメッセージを所定のサイトから提出するもので、期間は2020年10月3日まで。審査員には、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏や東京大学名誉教授の小林 康夫氏などが名を連ねます。優秀作品には副賞として賞金の贈呈と、ポスターまたは冊子として難民・避難民の居住区に掲示するほか、特設サイト他で展示が予定されています。

デザインの才能はちょっと.. という形には掲示費用のクラファンも

デザインに自信のない方には、このポスターを難民キャンプに掲示するための費用を募るクラウドファンディング”ready for“で応援する形もあります。

2018年、世界では難民・避難民(紛争や迫害により故郷を追われた人の数)は、7000万人を超えました。そのうち約半分は、18以下の子どもです。<国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)「グローバル・トレンズ・レポート 2018」から引用>
感染症は自分だけでなく世界中の課題。個人でできることから取り組んでみませんか?

(Text:TOKYOWISE編集部)


<コンテスト概要>
名称:〝SOS難民キャンプ!〟世界の難民・避難民を新型コロナウイルス感染症から守ろう Save with Artポスターデザインコンテスト

募集対象:全世界の個人・団体
作品テーマ:新型コロナウイルスに対する危険性の理解や、感染拡大防止を訴える内容
募集期間:2020年10月3日まで 応募資格:AARの活動および本プロジェクトに理解・賛同いただいた全世界の個人・団体(年齢・地域不問)
    応募時点で、18歳以上であること(17歳以下は、保護者の同意書を必要とします)
    日本または海外送金を受け取れる銀行口座を持っていること
作品規定:*ポスターデザイン
     *自由記述メッセージ
     ※詳細は公式URLをご参照ください。
提出方法:PDF形式にてデータ提出
     ※詳細は公式URLをご参照ください。
審査発表:2020年10月中旬
各賞: 最優秀作品 x 3点(副賞30万円)
    優秀作品  x 10点(副賞10万円)
    佳作    x 20点(副賞 5万円)
    協力賞   x100点(副賞薄謝贈呈)
審査員:(50音順敬称略)
    植田 景子 [宝塚歌劇団演出家]
    大貫 康雄 [元NHKヨーロッパ総局長]
    小林 康夫 [東京大学名誉教授(現代哲学、表象文化論)]
    佐藤 可士和 [クリエイティブディレクター]
    ヴー・ダン・コイ[医師・元ベトナム難民]
    葉 祥明  [画家、絵本作家]
    柳瀬 房子 [難民を助ける会会長]
主催:特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
協賛:日本ロレックス
後援:社会福祉法人 さぽうと21
URL:https://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2020/1031_2995.html

<Readyfor ポスター掲示費用クラウドファンディング概要>
タイトル:SOS!ポスターで世界の難民キャンプをコロナ禍から守ろう
内容:Save with Artポスターデザインコンテスト優秀作品を、難民キャンプに掲示するための費用のクラウドファンディング
URL:https://readyfor.jp/projects/aarposter

ー難民を助ける会についてー
難民を助ける会(AAR Japan、理事長:長有紀枝)は1979年に、インドシナ難民を支援するために、 政治・思想・宗教に偏らない市民団体として設立しました。40年余りの活動実績を持ち、1989には国連に公認・登録された国際NGOです。
「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき、1979年の設立当初から世界各地の難民キャンプや紛争、地雷被害者・障がい者、自然災害、貧困などにより困難な状況にある人々に必要な支援を、皆様のご寄付により継続的に行っています。
活動の柱の1つとして、「保健衛生教育・感染症対策」があり、HIVエイズをはじめその他の感染症から身を守るための、きれいな水の確保(井戸掘り)、トイレの設営、保健衛生の教育などを行っています。
この度は、世界中への新型コロナウイルス感染症の蔓延の対しても素早く、アフガニスタン、ミャンマー、バングラデシュ、日本国内の障がい者関連団体、ウガンダ等に、マスク、消毒薬、石鹸、衛生用品等の配布など、緊急支援を始めています。また、イタリア・ミラノの病院へもコロナにより支援が行き届かない障がい児やその家族のための応援をしています。
詳細は、AARのホームページ(https://aarjapan.gr.jp/)または資料をご請求ください。

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