ARTIST SELF-PRAISE 作家自画自賛

2017.06.01

ARTIST

1966カルテット

ーソロの活動とグループの活動ー

ソロの活動は、本名の『花井悠希』の名前で、クラシックをメインにしつつ、デビューCDで演奏させて頂いたさだまさしさんの楽曲や、『譚詩曲』というアルバムで演奏させて頂いた坂本龍一さんの曲など、自分が好きだなぁと思う曲を自由に演奏してきました。

そんな中で『1966カルテット』の活動は、やはり根底にあるのはビートルズ。【1966】というのはビートルズ来日の年から由来しています。東芝音楽工業のディレクター時代に、日本でのビートルズのディレクターを担当し、邦題を全てつけた高嶋弘之氏が、私達の事務所の社長でもあり、私達の生みの親でもあります。その当人からビートルズの話をとても身近に聞きながら、アドバイスをもらい活動出来ていることはとてもかけがえのない、有り難いことだと思っています。
とはいえ、ビートルズだけではなく、これまで、クイーンとマイケルジャクソンに挑戦したアルバムもリリースしてきました。
クイーンはあのオペラティックなスケール感やシャウト、マイケルジャクソンはダンスミュージック独特のリズム感など数えたらきりがないほど、沢山の壁にぶち当たり、沢山悩み、限界に阻まれそうになりながら、それでもなんとか限界を広げることができました。

クイーン、マイケルを経てビートルズに戻ってきたアルバム「HELP」。NIGOさんがPV、ジャケ等アート周りを担当して下さいました。 その後、『HELP』というアルバムで再びビートルズに戻ってきたときに、これはとても感覚的なのですが、メンバー全員の中にそれまでとは全く違う  “フィット感”  を感じたんですよね。
阿吽の呼吸のような、グルーヴ感のような。
それまでとそのあとではグループとしてのまとまりが全然違った気がします。 その後にリリースした『Abbey road sonata』というアルバムは、ロンドンのアビーロードスタジオ、ビートルズがレコーディングした場所と全く同じ第二スタジオで、レコーディングしてきました。あのまとまりが生まれた後だったから、みんなで大きなスタジオに一緒に入って、「せーの」で音を出して、いいレコーディングが出来たのだと思います。

リバプールのキャバーンクラブでライブをした時には、現地お客さんが『ヘイジュード』で大合唱してくれて、その会場との一体感に思わず涙してしまったほど記憶に残るライブで、海外でも演奏していきたいと思うきっかけになりました。

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