都知事も親も絶対に教えてくれない!東京生活を楽しむための“十戒”とは?(前編)

2017.05.15

vol.17 LIVING IN TOKYO

都知事も親も絶対に教えてくれない「東京生活を楽しむための十戒」

都知事も親も絶対に教えてくれない「東京生活を楽しむための十戒」


①あなたは、“セレブ”になりたがってはならない。

──いまだに「女は美、男は金」的な東京ワンダーランドの悪夢にどっぷり囚われたまま、夜の港区あたりを彷徨っている人を数多く見掛ける。他人との出逢いや関係をそういう観点でしか判断しなくなると、それは態度や言動となって如実に現れる。東京においてもはや「勝ち組・セレブになりたい」とは、「私は稚拙な思考の持ち主です」と同義語。まともな人ほど避けたがる。

中でも多いのが自分の欲望を満たすことしか能のないタイプ。要求ばかりしてくるワガママな幼児と同じで、何でも自分の思い通りにはいかない社会生活が欠如していると思われても仕方がない。女なら金持ちと結婚すれば180度人生が華やかに転換すると思い込むようになり、男だと最悪の場合、空回りして追い込まれて虚業や詐欺に手を出すのがオチ

<では、どうあるべきか?>
自分にしか心が向かないような美や金の基準に支配されるのではなく、女も男も「大切な人と共有しながら人生を楽しむための能力」に磨きをかけること。そして年を取るということにもっと重みや意味合いを感じられるようになること。でなければ、この先超高齢化社会に足を踏み入れる東京で強く優しくは生きていけない。

②あなたは、“財力”を華麗なる生活に捧げてはならない。

──もし幸運にも事業や投資で成功するなど、何らかの形で富を手に入れたとしても、それを高価な車やアクセサリーといったモノに容易く変えてはいけない。必ずSNSなどを使って周囲に誇示、間接自慢するようになるからだ。状況によっては言葉に変え、自分の考えを正しいと思って他人に押し付けるようにもなる。人望に欠けたこの種の“ええカッコしい”が成功や富を維持できるはずはなく、都心の一等地に建つ◯◯ヒルズや◯◯レジデンス生活からの凋落も早い。

銀座や六本木の高級クラブで「オレにはお金がある」などと豪語したり、深夜のバラエティ番組に出演して自分のリッチな生活ぶりを紹介することなど愚の骨頂。たちまち招かれざる客との付き合いが始まる。

<では、どうあるべきか?>
東京中に “奇妙に子供じみた大人”が増殖している現状で、金のある男がやって今一番カッコ良くて説得力があること。それは失われつつある“ダンディズム”を復権させること。蔓延る偽善セレブたちのモノに嘆く稚拙な振る舞いを蹴散らすべきなのだ。

③あなたは、実りのない“死に金”を使ってはならない。

──お金の使い方には、生き金と死に金があるのはご存知だろう。どちらが良い悪いかの問題ではない。生き金ばかりに気を遣うのは人間としての器的にどうかと思うし、死に金を使う愚かさや後悔なくして世の中や人生を学べないことも確か。だが、中には「百害あって一利なし」なこともあるので要注意。ここでは3つほどお伝えしたい。

まずは、偽善セレブたちが経営する店やサービスへの散財は世の中に有意義に回っていくことはない。せいぜい彼らが“所有”する高級車のガソリン代か愛人へのプレゼント代に消えるのがオチ。次に、肉体関係だけを目的とした何の愛情の欠片もない異性と食事。甘い果実をもぎ取るためにご機嫌を取った挙句、何事もなくその場を立ち去られては、金どころか時間や労力の無駄にもなってしまう。こんな行為がクールとされたのは遥か昔のバブル期だけ

最後にギャンブル。誰かが必ず勝つ公営ギャンブルならまだしも、駅前などの生活動線上に店を構える商売目的・機械相手のパチンコ・パチスロ遊技場は一番タチが悪い。これは金と時間に加え、ロマンス、家庭、仕事、交友、健康、活力など、下手を打てばすべてを失う。得るものは借金と絶望。このあたりの怖さは別の機会で改めて取り上げられたらと思う。

<では、どうあるべきか?>
人に共有できないこと、仮の姿を意識づけられることは、最初から関わらないのが賢明。数年先に日本でも(もしかしたら東京に)カジノやIRの実現が濃厚となった今、お偉方で身を以てギャンブル依存症の根の深さに理解を示す者がいるとは到底思えない。死に金の墓場にならないことを祈るばかりだ。

<後編に続く>

(Text:Tokyo Psycho
(Graphic:TPDL)

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