モンステラ・マニアによる 熱帯温室マニア

2019.09.03

モンステラ・マニアによる 熱帯温室マニア


タマネギ型の未来型温室!
川口探検隊は洞窟からジャングルへ!

モンステラマニアによる熱帯温室マニアは、訪問第2施設目にして、はやくも東京を飛び出し、新潟へ!
地方の温室を侮ってはいけない。むしろ規模も大きいすばらしいものが多い。今回もまた予想を超えるすばらしい温室に出会えた。

新潟市の水田地帯を南北に連なる丘陵地帯に、新潟県最大級の古墳「古津八幡山古墳」や弥生時代の竪穴住居などの遺跡が残っており、それを囲むように「花と遺跡のふるさと公園」がある。公園内には遺跡の他に、県埋蔵文化財センターや新津美術館など、文化芸術地域として公園が整備されている。その公園の一部として、広大な新潟県立植物園があるのだ。そして、その中心にある個性的な形をしたドームが今回の目的地、新潟県立植物園「観賞温室」だ。



駐車場からアプローチを進むと見えて来る不思議な形のドームは、ちょっとイスラム建築を思わせるような、それでいて未来的な建築も感じさせるタマネギ型の個性的な温室。エントランスは隣の三角形の温室建築物で、入場料600円を払うと、長い通路を通ってメインドームに入っていく。



メインドームの入り口はいきなり人工岩の洞穴!暗い洞窟を進むことになる。入り口には「ドームの滝は30分ごとに流れています」という看板があり、アトラクション感を期待させるなかなかのアプローチ。途中にいくつか岩に穴が開いていて、これから入る温室がちらりと見える演出もにくい。



「注意!深い滝壺があります」という看板とともに、頭上が開けて光が差し込む。突如あらわれた巨大な縦穴は、子どもの頃、水曜スペシャルで川口浩探検隊が潜入したジャングルの地底探険で見たような洞窟だ(表現が古くてすみません…)“しとしと”と涌き水がしたたり、植物の気根が何本も垂れ下がっている。地底人が出てきそうな薄気味悪い雰囲気。最初から予想外の演出は期待が高まる。何故、足場鉄骨と緑のネットで覆われているのか?どこか修理中なのか??



洞窟を抜けて、いよいよ温室内にはいると、うっそうと茂ったジャングルが現れる。イスラム建築のような特徴的なドームの中にすべて詰まっているレイアウトで、温室に入ってすぐ頭上に、最上部のドームの天井が見える。

NEXT>>全てが詰まったドームへ!

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