『マルコ・コロミツキー 「Из Донбасса в Космос(ドンバスから日本へ)」』
2025年7月18日(金)〜2025年8月3日(日)

戦火にさらされたウクライナ・ドンバス地方から、宇宙的想像力へ──。アーティスト、マルコ・コロミィツキーによる日本初個展「From Donbas to the Cosmos」が、新宿・Decameronにて7月18日よりスタート。
作品の中心にあるのは、戦争によって失われた個人の声と記憶、そしてそれを詩と哲学で再構築するという試み。リトグラフやマニュアル、アンテナなどを用いたインスタレーションは、ノイズと静寂が交差するような空間をつくり出す。
会場となるDecameronは、夜の歌舞伎町にひっそりと佇むアートバー。展示は20時から朝5時までという異例の時間帯で開催される。
会期:2025年7月18日(金)~8月3日(日)
時間:20:00〜5:00(月曜定休)
会場:Decameron(東京都新宿区歌舞伎町1-12-4 2F)
入場料:¥500
公式サイト:http://decameron.jp/
『恐怖心展』
2025年7月18日(金)〜8月31日(日)

渋谷・BEAMギャラリーにて、五感を刺激する体験型展覧会「恐怖心展」がスタート。「先端」「閉所」「視線」など、誰もが抱える“恐怖心”をテーマに、空間・音響・演出によって構成された6つの展示ゾーンを巡る90分のウォークスルー形式となっている。
本展を手がけるのは、「行方不明展」で約10万人を動員したホラー作家・梨と、ホラー特化型のクリエイティブカンパニー・株式会社闇。さらに、「イシナガキクエを探しています」や「飯沼一家に謝罪します」で注目を集めたテレビ東京プロデューサー・大森時生も演出に参加する。
<今週末観たい映画情報>
『顔を捨てた男』
劇場公開日:2025年7月11日
俳優志望で顔に極端な変形を抱える男が、思い切って顔をを変える治療を受けた瞬間から、彼の運命は予期せぬ軌道へとずれ始める。不条理にも思える出会い──かつての「自分」に瓜二つの男が現れたことで、彼のアイデンティティと現実の境界が揺らぎ出す。
主演は『サンダーボルツ』で知られるセバスチャン・スタン。顔のない男として葛藤を深く演じるその姿に、観客は胸の奥に込み上げる不安と共鳴するだろう。その相手役には、ダイナミックな存在感を放つレナーテ・レインスヴェ。そして“鏡像”となるもう一人の男を演じるのは、独特のカリスマ性を秘めたアダム・ピアソン。監督はアーロン・シンバーグ、製作はA24とKiller Filmsがタッグを組み、緻密な心理描写とヴィジュアルに満ちたスリラーを生み出した。
2023年製作/112分/PG12/アメリカ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2025年7月11日
公式サイト:https://happinet-phantom.com/different-man/