大滝詠一が1975年に設立した音楽レーベル「ナイアガラ・レコード」が、2025年に創立50周年を迎える。その節目を記念した特別展『Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey』が、7月11日から東京・神保町の「New Gallery」にて開催される。
会場では、「もしも今、神保町にナイアガラ・レコードの事務所があったとしたら」という仮想設定のもと、ナイアガラの世界観を立体的に再現。大滝詠一のクリエイションを象徴するアルバムアートやプロモーション資料、本人の直筆原稿や私物などが多数展示される。音楽作品だけでなく、そこに付随するヴィジュアルやテキストにも焦点を当てた構成となっており、レーベルの全体像を多角的に捉えることができる。
また、展覧会のキービジュアルは、コラージュアーティストの河村康輔が制作。ナイアガラ作品の象徴的なビジュアル要素を再構成し、50年の軌跡を現代的に表現している。
会期中には関連企画として、ナイアガラ作品のリミックスEP『Eiichi Ohtaki’s NIAGARA 50th Odyssey Remix EP』も発売予定。Cornelius、スチャダラパー、Night Tempo、原口沙輔、千葉大樹(Kroi)、Mega Shinnosukeらが参加し、各自の解釈で大滝詠一の楽曲を再構築している。発売日は7月7日。
展示は8月3日まで。入場は無料。ナイアガラ・レコードの50年を総括しながら、そのエッセンスを次世代へとつなぐ企画として、音楽ファンはもちろん、デザインやカルチャーに関心のある層にも注目されそうだ。

【開催概要】
会期:2025年7月11日(金)~8月3日(日)
会場:New Gallery(東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1F)
開場時間:12:00〜20:00
休廊日:毎週月曜(※7月21日は開廊)
入場:無料
展覧会公式ページ:https://newgallery-tokyo.com/niagara50thodyssey