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この夏、日本のグラフィックデザインの全てが東京で交差する。

2025年夏の東京に、日本のグラフィックデザインの「今・これから・歴史」が揃った。
六本木ではJAGDAによる年鑑作品展『日本のグラフィックデザイン2025』が開催され、現在進行形の日本の視覚表現を一望できる。銀座では、同団体による『亀倉雄策賞・新人賞 受賞作品展』が、次世代の才能と革新性を映し出す。そして今夏、+81誌が刊行した最新号『A Visual Encycl. of 100 Years Graphic Design JAPAN』では、過去100年の日本のグラフィックをアーカイブ的に総覧できる。
夏の東京を舞台に、視覚でめぐる「デザインという言語」の全体像。
この3つを押さえれば、日本のグラフィックの“現在地”だけでなく、“行き先”と“ルーツ”までもが見えてくる。

『東京ミッドタウン・デザインハブ第115回企画展 日本のグラフィックデザイン2025』

2025年6月27日(金)~8月7日(木)

毎年恒例、JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)が手がける、国内最大級のグラフィックデザインの祭典が今年も開催。2025年版年鑑『Graphic Design in Japan』に掲載された入選作品のうち、約300点を一挙展示する。

ポスター、ロゴ、パッケージから空間デザイン、映像、デジタルメディアまで。企業案件から個人の表現まで、ジャンルを超えて“日本のデザインの現在地”が見えてくる。特に今年は、全国1,778点の応募から約3割が選ばれたという厳選ぶりだ。どの作品にも、今の空気感や社会の動きがにじむ。

7月9日からは、核廃絶をテーマにした「ヒロシマ・アピールズ ポスター2025」も追加展示。ビジュアルの力で語る“平和”もまた、今だからこそ見ておきたいテーマのひとつだ。

<開催概要>
会期:2025年6月27日(金)~8月7日(木) 11:00-19:00 会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)
メインヴィジュアル:岡崎真理子(苗字の崎は「たつさき」)
公式サイト : https://www.designhub.jp/exhibitions/gdj2025

『2025 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展』

2025年7月15日(火)〜2025年8月27日(水)

銀座gggにて、グラフィックデザイン界の実力者と新星にスポットを当てた展覧会がスタートする。1Fでは、亀倉雄策賞を受賞した林規章のポスターシリーズが並び、JOSHIBIの「J」を軸に構築された20年の軌跡が圧巻。
地階では、JAGDA新人賞を受賞した城﨑哲郎、サリーン・チェン、松田洋和の個性あふれる作品が勢ぞろいする。

“これから”のデザインを肌で感じられる絶好の機会である。

<開催概要>
会期:2025年7月15日〜8月27日
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
住所:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
電話番号:03-3571-5206 
開館時間:11:00〜19:00 
休館日:日祝
料金:無料
公式サイト : https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/jp/00000846

『+81 Vol.95: A Visual Encycl. of 100 Years Graphic Design JAPAN』

2025年6月12日(木) 刊行

日本のグラフィックデザイン史を10年単位で俯瞰するビジュアル年鑑が登場。1920年代から2020年代までの代表的な作品とデザイナーたちを、社会背景やカルチャーと共にひも解く構成は圧巻だ。片岡敏郎、亀倉雄策、石岡瑛子から佐藤可士和、吉田ユニ、CEKAIまで、100年を形づくった顔ぶれがずらり。ビジュアル資料はもちろん、時代を映すインタビューやコラムも充実している。

まさに日本のグラフィックの“歴史”を網羅した、マストバイの永久保存版。

公式サイト : https://www.plus81.com/magazine
価格 : ¥2,200(税込)

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