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今週末東京で何する?THINKS TO DO THIS WEEKEND IN TOKYO 2025/8/9-11

『ジャン=リュック・ゴダール《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展』

2025年7月4日(金)~8月31日(日)

ジャン=リュック・ゴダール監督の最後の長編作品にして、カンヌ映画祭史上初となる「スペシャル・パルムドール」を受賞した伝説的作品『イメージの本』(2018年)。

本展では、『イメージの本』を映像インスタレーションとして再構成。ゴダールの視点、思考、そして世界観を、視覚的かつ空間的に追体験できる内容となっている。

映画『イメージの本』は、戦争、宗教、芸術など、1世紀以上にわたる人類の営みを、無数の映画からの引用でコラージュした5章構成の作品。本展では、その各章をさらに断片化し、映像の順序さえも流動的に変化させていく。

会場内に設置された多数のスクリーンに投影される映像は、従来の“映画鑑賞”という時間軸に縛られた体験から解き放たれ、観る者の感覚と記憶を揺さぶる。

これまでドイツやスイスなどで、会場ごとの特性を活かした展示が行われてきたこのプロジェクトが、ついに日本初開催。舞台となるのは、60年にわたり新宿・歌舞伎町を見守ってきた「王城ビル」。

<開催概要>
会期:2025年7月4日(金)~8月31日(日)
会場:王城ビル(新宿区歌舞伎町1-13-2)
主催:《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展 実行委員会
チケット料金:一般2,200円(税込)
公式サイト :https://godardtokyo.com/

『新宿歌舞伎町春画展―文化でつむぐ『わ』のひととき』

2025年7月26日(土)〜2025年9月30日(火)

浮世絵界のレジェンドたち――菱川師宣、歌麿、北斎、国芳らによる春画約100点が、浦上蒼穹堂代表・浦上満氏のコレクションから一堂に会す。

舞台は、新宿歌舞伎町の異空間「能舞台」。アートディレクションは、Chim↑Pom from Smappa!Groupの林靖高。舞台から橋掛り、楽屋、客席に至るまで、空間全体を大胆に使ったインスタレーションとして展開する。

春画を“美”として見るための、今この時代にしかできない試み。

<開催概要>
会期:2025年7月26日(土)〜2025年9月30日(火)
時間:11:00 〜 21:00 土曜日・日曜日・祝日は10:00から
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日休館
8月11日、9月15日は開館
8月12日、9月16日は休館
備考:18歳未満入場不可
入場料:一般 2200円、障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
※日時指定予約制
会場:新宿歌舞伎町能舞台
公式サイト:https://www.smappa.net/shunga/

<今週末観たい映画情報>

『キムズビデオ』

劇場公開日:2025年8月8日

1987年、韓国系移民のキム・ヨンマンがニューヨークに開いた小さなレンタルビデオ店には、映画ファン憧れの膨大なヴィンテージコレクションが集まっていた。しかし時代の流れとともに店は閉店し、その5万5000本の映像は忘れ去られてしまう。数年後、かつての会員が記録と記憶を頼りに、イタリアの小さな村でほこりにまみれたコレクションの存在を知り、映画を救おうと前代未聞の奪還計画に乗り出す——映像史に刻まれた記憶を、偶然にも「盗み出す」勇気を描くドキュメンタリー。

2023年製作/87分/G/アメリカ
原題または英題:Kim's Video
配給:ラビットハウス、ミュート
劇場公開日:2025年8月8日
公式サイト : https://kims-video.com/
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