東京・渋谷の現代美術館 UESHIMA MUSEUM が、2025年6月21日(土)より新たな展示シリーズをスタートする。目玉として、光と空間の巨匠ジェームズ・タレルによるインスタレーション作品の常設展示を公開。都市生活者の感性を刺激する新たなアートスポットとして注目だ。
UESHIMA MUSEUMは、東大出身の事業家・投資家として知られる植島幹九郎氏が、母校である渋谷教育学園の旧校舎を改装し開館した現代美術館。自身が2022年から集め始めたUESHIMA MUSEUM COLLECTIONは既に700点超にのぼり、国内外の同時代的なアートを中心に構成されている。キュレーターは長谷川祐子氏(元金沢21世紀美術館館長)が務め、展示内容を刷新する。
今回のリニューアルで目を引くのが、世界的な現代美術家ジェームズ・タレルの作品が常設化されること。光そを素材とした没入型インスタレーションは、訪れる人々に静謐な時間と感覚の変容をもたらす。これまで日本国内では限られた場所でしか体験できなかったタレル作品を、渋谷の中心で日常的に鑑賞できるのは大きなニュースといえるだろう。
また、植島タワーと名付けられた館自体も魅力的な空間だ。かつて教育の場であった建物が美術館へと生まれ変わり、歴史と未来が共存する空間となっている。都市の喧騒から一歩離れ、知的好奇心と美意識を刺激する体験が用意されている。
植島氏自身はUS版 Artnews の「Top 200 Collectors 2024」にも選出されるなど、今最も勢いのある若手コレクターの一人。「現代の同時代性」を意識したコレクションは、単なる美術愛好家層にとどまらず、都市で生きるクリエイティブ層やビジネスパーソンにも響く内容になっている。
これからの展示ラインナップにも注目が集まるUESHIMA MUSEUM。渋谷という都市の文脈の中でアートと出会う新たな場として、ぜひ訪れてみてほしい場所だ。
開催概要「創造的な出会いのためのテーマ別展示」
開始日:2025年6月21日(土)〜
会場:UESHIMA MUSEUM(東京都渋谷区渋谷一丁目21番18号 渋谷教育学園 植島タワー)
入場料(税込):一般1800円 / 中高生500円 / 小学生以下無料(日本国内在住者)
開催時間:11:00-17:00 (最終入場16:00)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館、翌平日休館)
日時指定チケット購入: https://ueshima-museum.com/#area-3