『永野愛佳 個展 「あわいに降る」』
2025年6月21日(土)〜7月27日(日)

代官山のLURF GALLERY 1Fにて、アーティスト・永野愛佳による個展「あわいに降る」が開催される。
永野は、日本画における「余白=間(あわい)」を“光”としてとらえ、その空間を画面の「地」として丁寧に描いてきた作家。今回の展示では、物と物、人と人、時間と記憶のあいだに潜む繊細な空気感や感情を、「あわい」というキーワードを軸に浮かび上がらせている。
日常の中にふと現れる美しさ、かすかな光の揺らぎ、そして重なりゆく時間の気配。静謐な画面にただよう余韻は、観る者の感覚をやさしく研ぎ澄ませてくれる。
光と影、かたちと余白の狭間に生まれる静かなリズムを、ぜひ会場で感じてみてほしい。
<開催概要>
会期 : 2025年6月21日(土)〜7月27日(日)
会場 : LURF GALLERY 1F
時間 : 11:00 - 19:00
住所 : 150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
入場 : 無料
※ 展示作品は販売いたします
公式サイト : https://lurfgallery.com
『「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」展』
2025年5月29日(木)~9月7日(日)

印象派とポスト印象派を代表する2人の巨匠──ルノワールとセザンヌ。その2人に初めて同時にフォーカスした世界巡回展が、ついに東京・丸の内の三菱一号館美術館へ。
本展は、パリのオランジュリー美術館が企画・監修し、オルセー美術館の協力のもと実現した国際展。これまでミラノ、スイス・マルティニ、香港を巡回し、ここ東京が日本唯一の開催地となる。
展示では、ルノワールの《ピアノの前の少女たち》や、セザンヌの《画家の息子の肖像》などを含む約50点を紹介。肖像画、静物画、風景画といった多様なジャンルを通じて、2人の芸術的対話を紐解きながら、そこにピカソの作品も交え、モダン・アート誕生の背景に迫る。
巨匠同士の交友と探究が生んだ、時代のうねり。その静かで力強い対話を、丸の内のクラシックな空間で体感してみては。<開催概要>
会期:2025年5月29日~9月7日
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(祝除く金、第2水、8月の土、9月1日~9月7日は~20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、祝日の場合やトークフリーデー[6月30日、7月28日、8月25日]、9月1日は開館)
料金:一般 2500円 / 大学生 1500円 / 高校生 1300円 / 小学・中学生 無料
公式サイト : https://mimt.jp/ex/renoir-cezanne/
<今週末観たい映画情報>
『ルノワール』
劇場公開日:2025年6月20日
『PLAN 75』の早川千絵監督が、少女の目を通して1980年代後半の日本社会を見つめた長編第2作。
舞台はバブル期の郊外。11歳の少女フキは、ときに大人を驚かせるほどの鋭い感受性と豊かな想像力で、自由気ままな日々を送っている。けれど、ふと覗き見える大人の世界は複雑で、滑稽で、どこか刺激的だった。やがて、病と向き合う父、仕事に追われる母の姿を通じて、フキの現実も静かに揺らいでいく。
父・圭司にリリー・フランキー、母・詩子に石田ひかり。そのほか中島歩、河合優実、坂東龍汰らが脇を固める。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作。
2025年製作/G/日本・フランス・シンガポール・フィリピン合作
配給:ハピネットファントム・スタジオ