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怪しいトレンド生産拠点としてのTOKYO

町中華の次なるトレンドは

まぁとにかく、町中華を筆頭に町寿司などの町系だけでなく、サ活だの推し活だの活系と、様々な日常の追求が次々に市民権を得る以上に、そのジャンルを形成していくのが、ここのところTOKYOトレンドの典型ではないかな。

古くはジョギングが“ラン”と呼び変えただけでなく、中年感が消し去られ、むしろオシャレにさえ思えるというマジックが言葉発信型トレンドにはあるわけで。

ということで、自称トレンド大好きおじさん(大好きなんとかと言うこと自体、昭和ですが)の私が最近気になっている<町〇〇>と<〇〇活>を世界に先駆けて発表してみようかと(ちなみに、すでにやってます的な方は、ぜひTOKYOWISEまでご連絡を!)。

町○○編

その1:町暗渠

暗渠(あんきょ)=ざっくり言うと、もともと川だった場所に蓋をして道にしちゃったもの。ないしは道かと思ったら、実はその下に川が流れていると言ってもいい。

代表的な暗渠といえば「原宿キャットストリート」。あの場所はもともと渋谷川と呼ばれる川が流れていて、なんとなく下町風情のあるエリアだったんですよ。

三宿から三軒茶屋の裏通りを経て千歳船橋の方まで続く<烏山緑道>や、高円寺駅の南側から中野区に伸びる<桃園川緑道>もそう。街中にある遊歩道のほとんどは、この暗渠だと考えてもいいくらいかもしれない。車が通れない細い道も多いので、ランナーや犬の散歩をする人も多く、ゆっくりウォーキングするのもおすすめ。そんなわけで自分の関わりのある場所の暗渠を探して、元はどんな川だったのか、この水源はどこでどこまで繋がっているか、ちょっとブラタモリ的な<町暗渠>探しをしてみると言うのはどうだろう。

その2:町ラーちゃん

町中華の一部門といえばそうなんだが、空腹人にとって最コスパランチ(夜でもいいけど)と言えば<ラーちゃん>なのではないか。ラーメン+半チャーハン、全量チャーハン+ミニラーメン、両方フル、とセットアップの仕方は様々。いずれにせよ、両方を楽しみつつ腹パンを目指すのだ。個人的なイチオシは、赤チャーハンで有名な下北沢「珉亭」のラーちゃん。半チャーハンに半ラーメンが基本系だが、どちらかをフルにすることもできる。いずれにせよ、セットで頼んだほうが圧倒的にお得なのだ。どっちも楽しむと言うよりは、ラーをおかずにチャーを食す。そんな感じが良いのでは、他にも町中華のあちらこちらに、このラーちゃんは存在するだけに、BEST OFラーちゃんは、みなさんの移動経路上に必ずあるはず。

○○活編 

その1:ラジ活

読んで字の如く(?)ラジオを日常的に楽しむという流れが起きている。FM/AMはもちろんのこと、PODCASTやSpotifyなどなど、WEB上にはたくさんのコンテンツが、それこそ微に入り細に入りのジャンルを網羅しているのが現状。そんな中から、気に入ったチャンネルを見つけて楽しむと言うのが、」ちらほら筆者の周辺で流行り始めている。

と言うのも、PC作業が中心の昨今、作業中は指と目をPCに持っていかれているのが通常だが、耳だけはフリーなわけで。耳の自由を<ラジ活>で活かそうと考えたのがバックグラウンド。ま、難しいことは考えなくとも、デジタル時代に目を酷使しているところからの軽い脱出と思えば、<ラジ活=ラジオメディア>はこれからもっともっと面白くなっていくのではないかな。そうこの<ラジ活>は聞き手側というだけでなく、ポッドキャストやstand.fmなど自らが発信者となって“ラジ活る”と言う面もあるのだ。自分放送局を開始している友人もちらほら出ているだけに、受け手から送り手へと言うSNS時代の流れがここにもあるのだよ。

その2:株活 *1

今更という感はあるものの、新NISA制度なる節税&金融奨励制度のおかげで、居酒屋トークにもカブの話がちらほら出始めているとかいないとか。筆者の周りでもネット証券経由でチラッと株を買って、コソコソ日々その動きを楽しんでいるという“プチお楽しみディーラー”も存在する。大それたカブ投資家というのでなくとも、例えば米国株は1株から買えるので、気に入っているブランドや、巷で評判のAI関連株や、推したい会社の株を1株2株、お試し買いしてみる動向を見るのは、実は密かに楽しい。

1株2株で儲かる儲からないと言うのはほぼないけれど、世界経済に首を突っ込んで切る感覚は、それはそれで楽しいものだ。

まとめ的な

物価が上がり続けるも給与は差して上がらない昨今、大きなお金をかけずとも密かに楽しめることってきっと身の回りにたくさんあるはず。自分に合う、楽しめるトレンドを見つけてみてはいかがだろうか?

*1) 本記事は個人的な感想であり、投資の加入を勧めるものではありません。投資は自己判断でお願い致します。

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